DECO*27原作の「初音ミク」楽曲が小説化された新作『ラビットホール』に注目

DECO27の世界が広がる！新作小説『ラビットホール』が登場

2025年8月25日（月）、株式会社KADOKAWAから、人気ボカロPのDECO27による「初音ミク」の楽曲が小説化された『ラビットホール』が発売されます。この作品は、楽曲の神秘的な世界感を描いたファンタジーで、感情豊かな青春ストーリーが展開されます。

小説化の背景とストーリー

「ラビットホール」はDECO27が作詞作曲を手掛け、再生回数は驚異の1億回を超える超人気楽曲です。この楽曲はSNSの中で話題を呼び、特に勇敢なバニーガール姿の女の子が「最強の美少女」になる方法を伝授するという内容が、若い世代の心をつかんでいます。この歌曲が小説化されることによって、より深い物語が展開され、彼女たちの青春と成長を描くことが試みられました。

本作では、著者のサイトウケンジと、イラストレーターのおむたつがタッグを組んで、楽曲の世界を色鮮やかに表現しています。美空という中学生の少女が、保健室で友人と過ごしながら自分を見つめなおすところから物語は始まります。その後、彼女は動画配信サイトで「ラビットホール」というチャンネルに出会い、そこから自己変革の旅へと踏み出します。

登場人物とテーマ

美空は、教室に通えず保健室で日々を過ごす中で、心の葛藤や不安を抱えています。しかし、「ラビットホール」の動画を通じて自身の外見と内面を変える決意をする姿は、多くの読者に共感を呼ぶことでしょう。この作品は、ただの恋愛ストーリーではなく、自己変革や挑戦、成長といったテーマを扱っています。

物語の中で、美空は数ヶ月のトレーニングを経て高校に入学し、まさに「最強の美少女」として周囲から注目される存在になります。しかし、すべてが順調に進むわけではなく、「ラビットホール」に隠された重要な秘密を発見することで、更なる成長が求められることになります。

イラストとPVによる魅力の発信

また、発売を記念してオリジナルPVがYouTube上に公開されています。そのPVでは、人気のサビメロディをバックにあらすじが伝わってきますので、ぜひ視聴してみてください。おむたつのイラストはSNSでも話題となり、多くの二次創作やコスプレがされるなど、初音ミクファン以外の層にも広がりを見せています。

この新しいライトノベル『ラビットホール』は、普段ライトノベルを読まない人々にとっても新しい物語を体験するチャンスです。自分を変えたいと思っているすべての人に、「ラビットホール」を通じて心の勇気が授けられることでしょう。

書誌情報

- タイトル: 『ラビットホール』
- 著者: サイトウケンジ
- イラスト: おむたつ