詐欺防止の啓発
2025-11-17 18:34:34

北茨城市での特殊詐欺防止啓発活動の成功を振り返る

北茨城市での特殊詐欺防止啓発活動



2025年11月2日、北茨城市で開催された市制施行70周年記念特別公演では、警察庁特別防犯対策監の杉良太郎氏、警察庁特別防犯支援官の伍代夏子氏と船越英一郎氏が集まり、地域住民を対象とした特殊詐欺に対する啓発活動が行われました。この取り組みは、昨今増加傾向にある特殊詐欺への対策を考える重要な機会となりました。

警察庁特別防犯対策監・杉良太郎氏のメッセージ



杉氏は冒頭で、詐欺の被害は誰にでも起こり得るものであると強調しました。「皆さんは、自分が詐欺に遭うことはないと考えていませんか?明日は我が身です。『自分は騙されない』と思い込むのは危険です。」と、参加者に対して警鐘を鳴らします。杉氏は、詐欺グループが国際的に活動していること、そして彼らの巧妙な手口を説明し、注意喚起を行いました。さらに、国際電話を利用した詐欺による被害を減らすために、「国際電話利用休止の申込みを進めてほしい」と呼びかけました。

伍代夏子氏のアドバイス



続いて伍代氏は、ニセ警察詐欺の具体的な手口について説明しました。「詐欺電話がかかってきたら、まずは慌てないことが重要です。どんな状況でも冷静に最寄りの警察署に相談することを勧めます。」彼女は、参加者に対して、詐欺電話の事例を共有し、適切な行動について理解を深めるよう促しました。また、集まった皆さんに向けても国際電話利用休止の重要性を強調し、その情報を周囲にも広めるようにお願いしました。

船越英一郎氏が語る警察の正しい知識



船越氏は、今年茨城県内で発生した詐欺被害の実態について触れました。「たった9月末の時点で93件もの詐欺が確認されており、被害総額は約6億4,580万に達しています」と述べ、慎重な対策が求められている現状を報告しました。また、ニセ警察詐欺ではビデオ通話を使うケースが増えているが、「本物の警察官は絶対にビデオ通話を通じて連絡を取ることはありません」と具体的な注意点も説明し、詐欺に対する警戒心を持つ意義を強調しました。

積極的な地域参加の結実



今回の啓発活動では、参加者が実際に国際電話利用休止の申込書に記入し、その結果として360件の申し込みが行われたことも大きな成果となりました。地域の皆様の積極的な参加により、詐欺防止の意識が高まり、大きな一歩となることが期待されます。

今後の取り組み



今回のような啓発活動は、今後も続行される予定です。「ストップ・オレオレ詐欺47~家族の絆作戦~」プロジェクトチームは、2018年から全国の警察と共に特殊詐欺の知識や防止策を広める活動を続けており、今後も多くの地域で新たな取り組みが行われることでしょう。地域住民一人ひとりが詐欺に対する知識を深め、被害防止につなげることが求められています。


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