博多織を日常に
2025-05-30 10:30:10

博多織の文化を日常で楽しむ新ブランド「ORIO」誕生

博多織の文化を日常で楽しむ新ブランド「ORIO」誕生



福岡発の新たなブランド『ORIO(オリオ)』が、2025年5月30日にローンチされます。このブランドは、日本の亜節とも言える伝統的な博多織を使用して、日常に寄り添うファッションアイテムを提供しています。具体的には、800年の歴史を持つ博多織のハギレを再構築し、なんと100着限定でリリースされるTシャツコレクションです。

「文化を着る」とは?


ORIOの設立理念は「染織文化を現代の暮らしに織り継ぐ」というものであり、ただのアパレルブランドではなく、文化を体感できる新たな選択肢を提供する狙いがあります。職人たちの技や感性が詰まった布を使用し、その背後にある物語を届けることを目的としています。

100着限定のTシャツコレクション


初回コレクションのTシャツは、博多にある筑前織物が提供する帯地から仕立てられ、全7柄、3カラー、3サイズが用意されています。素材には高級なマーセライズ天竺を使用し、光沢感とともに軽やかさを兼ね備えています。さらに、このTシャツはユニセックスなデザインで、世代や性別を問わず着用可能です。

3つのこだわり


1. 染織へのこだわり


ORIOは、日本の染織文化が長い時間をかけて育まれてきた結果の結晶です。織りに込められた技術が「ただの装飾」ではなく、土地の記憶や人々の営みを語ることを大切にし、その記憶を布に宿すという思想が根底にあります。

2. 素材と着心地へのこだわり


使用されている40番手双糸の高級マーセライズ天竺は、しっとりとした肌触りと品のある光沢感を持ち、「何度でも着たい」と思わせる仕上がりになっています。見た目だけでなく、着心地にも配慮されています。

3. 設計へのこだわり


Tシャツは完全オリジナルデザインで、年齢や性別に関係なく自然になじむ形が追求されています。そのため、丁寧なシルエットバランスが感じられ、シンプルさの中で美しいフォルムを演出しています。

文化を守るだけでなく


ORIOはただ文化を守るのではなく、それを「まとうことで生き続ける」と信じています。「文化と日常のあいだの余白」を大切にする設計思想を持ち、地域の歴史や記憶を服に込めたプロダクトを作り出しています。

サステナブルなアプローチ


今回のTシャツには、博多織の帯を織る過程で生じるハギレを活用し、環境に配慮したエシカルなアプローチも取り入れられています。このような取り組みは、持続可能な文化継承を意識した新たなものづくりの形を示しています。

未来への展開


ORIOは今後、全国の染織産地との連携や生活雑貨、アートコラボなど多様な展開を見込んでいます。単なるアパレルブランドを超え、「文化の編集プロジェクト」としての位置づけを確立し、多面的なはつらつとした活動を展開していく計画です。

まとめ


博多織の文化を日常に取り入れ、さらにサステナブルなアプローチを追求するORIOという新ブランド。この取り組みが、日本の文化を新しい形で再び社会に生かすことにつながることを期待したいと思います。いつのまにか私たちの生活の中に潜んでいる文化を感じ、着ることでその一部分となることができる — そんな新しい体験を提案するORIOに注目です。


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