心温まる高知・四万十のシュトーレン体験
高知県四万十町の菓子店「カゴノオト」では、2018年からシュトーレンの製作にこだわり、育てた素材の魅力を地域とともに伝える活動を行っています。2026年から新たにスタートした「シュトーレンラボ」と「おはよう会議」は、この店のユニークな挑戦の一環です。
1年かけて作るシュトーレンとは?
カゴノオトが手がける「1年かけて作るシュトーレン」は、地元・四万十地域から届く12種類の素材を駆使して、1年を通じて仕込みます。旬の果物や農産物を丁寧に取り扱い、年末には一つの美味しいシュトーレンに仕上げるという、そんな手間暇かけたストーリーを持っています。このこだわりが、多くの人たちに支持され、シュトーレンが愛される理由となっています。
「シュトーレンラボ」の魅力
「シュトーレンラボ」は、参加者が直接工房で旬の素材を仕込む体験です。コックコートを着用し、実際に商品に使用するいちごなどの果物を、スタッフと共に仕込むことができます。この体験は、ただのお土産作りではなく、実際の製造プロセスを体験することができる新しい試みです。参加者からは「香りまでおいしい」といった感想や、作業後に皆でご飯を囲み、「そんなところまで無駄にしないようにしているんだ」といった気づきの声が寄せられています。
「おはよう会議」で製造の裏側を公開
毎週金曜日の朝には、「おはよう会議」と呼ばれるスタッフミーティングがInstagramで生配信されます。これは、商品を宣伝するのではなく、日常の業務の中でスタッフ同士が話し合う自然体な姿を見てもらう企画です。実際の会議の様子を見せることで、店舗の雰囲気や作業の裏側が伝わり、視聴者との距離を縮める試みともなっています。
参加者とのつながりが生まれる
シュトーレンラボ参加者が持つ見解は、実際には当たり前と思っていたことへの新たな目線を私たちにも与えてくれます。また、参加者との食事を通じて、彼らの背景や地域の話をより深く知ることができ、ただの販売を超えたつながりを育むことができています。シュトーレンラボを通じて、生産者の思いや地域資源への理解を深められる環境が整えられているのです。
地元との連携を大切に
カゴノオトは、これまでの「シュトーレンお披露目会」などを通じて、生産者と消費者の出会いの場を設けてきました。その中で培った信頼関係や共感が、今の活動を支えています。今後も地域素材の価値を大切にし、シュトーレンの製作を通じて多くの方々と出会い、新たな交流を持続していく計画です。
結論
「1年かけて作るシュトーレン」は、単なるお菓子の製造を越え、「人」と「場所」との出会いを育む活動として進化を続けています。カゴノオトは今後も、シュトーレンを通じて多くの人との関係を築き、小さな店の持続可能な未来を模索し続けることでしょう。