進化するクラフトビールの魅力
2025年4月、幕張メッセで開催される「ビアEXPO2025」に、地域の歴史的なベーカリーが展開する新たなクラフトビールブランドが登場します。ここで紹介するのは、100年の歴史を持つ「Better life with upcycle」。このブランドは単なるビールの製造にとどまらず、持続可能性を大切にした製品づくりを行っています。
クラフトビールの新しい視点
「Better life with upcycle」は、神奈川県海老名市に本社を置く株式会社栄屋製パンが手掛けるブランドです。1923年の創業以来、地域に根ざしたパン作りを行ってきましたが、近年は食品ロスを減らす取り組みにも力を入れています。特に注目されるのが、パンの耳をビールの原料に使用すること。捨てられる運命にあった素材が、新たな命を吹き込まれて美味しいクラフトビールに変身します。それは単なる飲み物としてだけでなく、環境への配慮も含まれた考え方の共有を意味しています。
醸造長の情熱
メッセでの出展を代表するのは、醸造長の伊藤将広氏。彼は大学で醸造学を学び、大阪のブルワリーで経験を積んだ後に「Better life with upcycle」に参加しました。伊藤氏は、クラフトビールの製造においても、様々なスタイルや副原料を駆使してユニークなフレーバーを生み出しています。彼のビールは国内外で数々の賞を受賞しており、その実力を裏付けています。
地域とのコラボレーション
「Better life with upcycle」は、他の企業や団体と積極的にコラボレーションを行い、そのたびに新しい味わいのクラフトビールが生まれています。たとえば、愛媛県産の有機無農薬伊予柑を使用した「Iyokan Saison」は、パンの耳を都会に活用することで、フルーツの香りとともに新鮮な体験を提供します。地域の素材を活かしたビールは、旅行や食事の際に特別な一杯を演出してくれます。
サステナブルな乾杯
ビアEXPO2025では、「Better life with upcycle」というコンセプトを体現した様々なクラフトビールが試飲可能です。彼らの飲み物を通じて、持続可能で豊かな暮らしを楽しむことができるでしょう。実際、ビールを通じて生まれる新しいストーリーを感じられる機会です。
また、このブランドは「フードグレード」の食品ロス素材活用についても広くパートナーシップを募集しており、企業や団体とのさらなるコラボレーションを目指しています。
終わりに
「Better life with upcycle」は、ただ美味しいビールを提供するだけでなく、私たちにサステナブルな選択を促しているのです。ビアEXPO2025にて、ぜひこの新しいクラフトビールの世界を体験してみてください。美味しさの裏には、毎日の生活をより豊かにするための私たちの取り組みが詰まっています。
詳細は
公式サイトでご確認ください。また、取材やコラボレーションについてはお気軽にお問い合わせをお待ちしております。