歌舞伎の魅力満載！国立文楽劇場で上方歌舞伎会を楽しもう

大阪を代表する国立文楽劇場。ここで繰り広げられるのは、人形浄瑠璃文楽や舞踊、邦楽など、多彩な上方芸能の数々です。普段は文楽が主役のこの素晴らしい劇場ですが、年に一度の特別企画「上方歌舞伎会」が開催されます。これは上方歌舞伎の伝統を次世代に引き継ぐための公演であり、今年で35回目を迎えました。

上方歌舞伎会の特別な演目

今年の公演では、2つの楽しい演目がラインアップされています。まず一つ目は、近松門左衛門が描いた夫婦の深い情愛と驚きの奇跡をテーマにした『傾城反魂香』。この作品は、近松門左衛門の代表作ともいえるものです。大阪で活躍した彼の作品で、片岡仁左衛門家に伝わる独特の上方演出が施されています。

二つ目は、狂言を題材にしたユーモアあふれる舞踊劇『太刀盗人』です。これらの演目は笑いと感動をもたらし、観劇後には心が温まることでしょう。文楽劇場の冷房の効いた空間で、優雅な歌舞伎鑑賞を楽しむのは、暑さが続く残暑の中、何よりの癒しです。

公演の詳細とチケット情報

「上方歌舞伎会」は、8月23日（土）と24日（日）の2日間にわたって行われます。公演は、12時から、そして午後4時からの1日2回、合計4回の上演が予定されています。どの回でも『傾城反魂香』と『太刀盗人』の両演目を楽しむことができます。各公演回には、出演俳優のコメントや演目に関する解説が掲載された公演プログラム（500円）も販売されるので、鑑賞の際にはぜひ手に入れてご利用ください。

また、チケットは全席均一で一般6,000円、学生4,200円となっています。購入は国立劇場チケットセンターで可能で、電話やインターネットからの予約も承っています。特に、電話は午前10時から午後6時までの対応となります。

チケット購入を希望される方は、こちらから詳細をチェックしてください。
国立劇場チケットセンター

公共交通機関でのアクセスも便利で、国立文楽劇場のある大阪の地で、特別な芸能をぜひとも体験してみてください。

天候の厳しい中、心に残る素晴らしいひとときを追求するなら、この「上方歌舞伎会」を見逃すわけにはいきません。歌舞伎の魅力に浸るこの機会をぜひお楽しみに！