一人称工芸展
2025-03-08 10:35:23

京都の若手工芸従事者による新たな発見と創造が織りなす作品展

京都の伝統工芸が新たに生まれる場所「一人称工芸展」



2025年3月、東京の中心で「一人称工芸」と称されたユニークなプロダクト発表の場が設けられます。この展示会では、京都の若手伝統工芸従事者たちが自身の個人的な視点から生み出した新しい作品をお披露目します。彼らの作品には、9ヶ月にわたる思索と試作が詰まっており、ただ美しいだけでなく、現代社会のニーズに寄り添った革新的なアイデアが満載です。

一人称工芸とは?



「一人称工芸」は、京都府内の伝統工芸を担う若手工芸家が集まり、ともに学び、成長するためのプログラムです。このプログラムでは、超個人的な視点をベースにして、現代のライフスタイルや社会が抱える課題を掘り下げ、その解決策を伝統的な技術や知見を元にしたプロダクトやサービスへと発展させます。これにより、昔ながらの技術だけにとらわれない、新たな創造性が促されるのです。

開催概要



「一人称工芸展」は2025年3月18日から3月30日まで、東京都中央区日本橋のクラフト&コミュニティ「TOIビル」内で開催されます。初日の展覧会では、若手工芸者たちが制作したプロトタイプを展示し、最終日には2つのトークイベントとワークショップが実施される予定です。特に、参加工芸者による実演や体験は、作品の背景や製作過程を知る貴重な機会となるでしょう。

参加工芸者たちの紹介



展覧会には、PARANOMADの原田美帆、河政印房の河合祥子、柴田窯の柴田恭久、京都みす平の前田平志朗、美術木箱小島の小島秀介といった、新進気鋭の工芸者たちが名を連ねます。彼らは、日常の中で感じるインスピレーションや独自の視点を元にして、伝統工芸を現代的に解釈し、新しい形で展開しています。

イベント内容



  • - トークイベント: 参加工芸者のひとりがプロトタイプの制作過程を語り、その思考やコンセプトをシェアします。
  • - 体験ワークショップ: 最終日には小島秀介氏が指導する桐箱制作体験も行います。参加者は自らの手で作品を作ることができる良い機会です。

工芸の未来を考える



伝統工芸は、時にその形式やスタイルが受け継がれることに焦点が当てられがちですが、「一人称工芸」はそれを超えた視点を提供します。一人ひとりが感じ、考え、創り出すものが、未来の工芸にどのように影響を与えていくのか。展覧会を通じて、新しいアイデアと価値観を共有し、伝統工芸の新しい可能性が広がることを期待しています。

「一人称工芸展」では、工芸の持つ柔軟さと革新性を再確認し、次代の伝統工芸のあり方を考える契機となるでしょう。ぜひ、来場して彼らの熱意あふれる作品を体感してください。


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