秦野聖ルカ教会で味わうイタリア音楽の魅力とバロックの息吹
神奈川県西部、丹沢山系に囲まれた美しい街秦野。その中心にある聖ルカ教会は、1896年に信仰の拠点として設立され、地域の人々に愛され続けてきました。その特筆すべき特徴は、イタリアのゼーニ社製のパイプオルガンです。このオルガンは、明るく輝かしい音色を持ち、日々の礼拝だけではなく、地域の文化活動にも寄与しています。オルガンの美しい音色を背景に、バロック音楽やルネサンスの名曲を楽しむことができる貴重な機会です。
2025年に開館50周年を迎える神奈川県民ホールでは、入場無料のコンサートを開催することが決定しました。このコンサートは、オルガン・アドバイザー中田恵子の監修のもと、バッハから現代音楽に至るまで、多彩なオルガン音楽の魅力を存分に堪能できるプログラムとなっています。
コンサートの魅力
今回のコンサートでは、フレスコバルディやJ.S.バッハなどの作品が演奏されます。特に、フレスコバルディの『トッカータ 第1番(第2巻)』は、即興的な部分と対位法的な要素が交錯する、非常に華やかな楽曲です。また、J.S.バッハの『オルガン協奏曲 イ短調 BWV593』は、ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲をオルガン用に編曲したもので、その深い音楽性が聴く人々を魅了します。
さらに、バッハによる『トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV564』は、特にアダージョ部分にヴィヴァルディの影響が感じられ、優雅さを際立たせています。オルガンの豊かな音世界が、秦野の自然環境と調和し、音楽が生み出す空間をより一層引き立てます。
公演概要
この特別なコンサートは、2026年2月7日(土)に開催され、2回の公演が予定されています。開演は12:00と15:00で、各公演は約50分間のプログラムとなります。場所はなんと秦野聖ルカ教会。小田急電鉄の秦野駅から徒歩10分の立地です。
入場は無料ですが、事前予約が必要です。未就学児の入場は不可となっていますので、ご了承ください。予約は、公式サイトまたは電話で受け付けています。
中田恵子による演奏とお話を交えたこのコンサートは、音楽を愛するすべての人々に心温まるひとときを提供することでしょう。日常を離れて、秦野でロマンティックな音楽の旅に出てみませんか。
コンサート情報や詳細は、神奈川県民ホールの公式サイトをチェックしてください。美しい自然に囲まれた秦野で、イタリア音楽の魅力を存分に感じることができるこの機会をお見逃しなく!