2025年のEASTEAST_TOKYO：アートと科学技術の融合を体験しよう！

2025年に開催されるEASTEAST_TOKYOの魅力と見どころ

2025年11月8日から10日まで、東京都千代田区の科学技術館にて「EASTEAST_TOKYO 2025」が開催されます。このイベントは、アートと科学技術が交わる新たな空間を提供し、国内外のアーティストやギャラリー、様々な文化プロジェクトが集結します。

EASTEAST_の目的と背景

EASTEAST_は、アートを通じて様々な文化的実践を育む実験的なプラットフォームとして、2019年に設立されました。東京を拠点に、アートやファッション、建築、音楽など、多様な分野の文化従事者が集まり、独自の視点からアートフェアを企画しています。過去の開催では、コロナ禍におけるアートの意義を再考し、アートフェアの新しい形を提案してきました。

2023年第2回の成功

2023年には第2回目が開催され、約1万人が来場しました。アーティストやコミュニティ、アートプロジェクトを紹介し、参加者同士が交流できる場を提供することで、東京の豊かなカルチャーシーンを体験する機会となりました。

2025年の開催内容

EASTEAST_TOKYO 2025では、メインの科学技術館を会場に、26組の国内外のギャラリーやスペースによる展示が予定されています。さらに、ビデオやサウンド、パフォーマンスアートなど多様なプログラムが展開され、参加者は創造性に満ちた体験を楽しむことができます。

特に注目すべきは、JACKSON kakiやnon-syntaxをキュレーターに迎えた「EE_V/S/P Program」です。このプログラムでは、映像やサウンド、パフォーマンスアートが展開され、また「Stilllive」というパフォーマンスプラットフォームを通じて人間の存在や関係性が探求されます。

さらに交流の場として「EE_Kitchen & Bar」が用意され、来場者が多様な立場の人々と意見を交わす機会を提供します。アートや文化に携わる多様な人々が集まり、現場について考えるトークやビューイングも充実しています。

新たな展示「EE_Park」

今年は会場を拡大し、科学技術館隣接の北の丸公園第一駐車場に「EE_Park」を設け、入場無料で新たなアートプロジェクトを紹介します。この展示では、アジアの文化をテーマにした作品が集まり、観客は東京をはじめ、アジア各地のローカルな文脈から立ち上がる新しいアートの実践を体験できます。

特筆すべきは、アーティスト GILLOCHINDOX☆GILLOCHINDAEによる「獸(第3章 / EDGE)」というプロジェクトです。この作品では、黒い獣を主人公に都市と人間の関係を描いたインスタレーションが展開され、約6万本のススキを用いた壮大な空間が出現します。

GCmagazineの実験的作品

また、若手アーティストコレクティブのGCmagazineによる「TURN OFF THE 5 PARADIGM LIGHTS」も展示され、写真表現の新たな可能性を探る試みがなされています。他にも、アジアにおける公共性をテーマにした「tea-common(s)」が設置され、アジアの公共空間の在り方についての対話が促進されます。