ヤマキが贈る千年の味、かつお節の魅力を五感で学ぶ特別授業
2025年6月、埼玉県の私立開智小学校にて、ヤマキ株式会社が開催した「かつお節特別授業」に参加する112名の3年生たちが、日本の伝統食材であるかつお節の魅力を深く学ぶ機会を得ました。この授業は、2020年から続くヤマキの教育支援活動の一環として行われており、今年で6回目の開催となります。
かつお節の削りたてを体験
授業は2日間にわたり、1日目にはかつお節の基本的な知識やその製造過程について学び、実際にかつお節を削る体験を行いました。子どもたちは、削ったかつお節の色や形、香りなどを観察し、味わうことで五感を使ってその魅力を存分に体感しました。特に、かつお節を削る際の固さや質感に驚く子どもたちの姿が印象的でした。
「かつお節がこんなに硬いとは思っていなかった」といった感想もあり、子どもたちが食材に対して抱いていた固定観念が覆される瞬間も見られました。
SDGsとの関わり
2日目にはヤマキの社員がオンラインで登壇し、「かつお節とSDGs」と題した特別授業が行われました。子どもたちは、かつお節が持つ環境への配慮や持続可能な食文化の重要性について新たな視点を得ることができました。「かつお節はどうして薄く削るのか」「違う削り方の使い方」など、様々な疑問について社員が丁寧に答える場面が印象的でした。子どもたちの食への関心が育まれ、探求心が発展する貴重な体験となりました。
食育活動の重要性
ヤマキは、長期経営ビジョン「YAMAKI Vision 2035」に基づき、食文化の継承や、世界的に見ても優れた和食の素材である鰹節の良さを広める活動に取り組んでいます。特に「心の健康」に貢献することが重要とされ、その結果として子どもたちに食育を通じて食の大切さを理解してもらうことが目的とされています。これまでに600校以上で、約47,000人に「かつお節のいいところ」を伝えてきたという背景があります。
かつお節の魅力を広げる活動
さらに、ヤマキは「ヤマキ かつお節プラス®」を通じて、消費者へのかつお節の魅力の伝達を行っています。これにより、生活者の皆さんに役立つ情報を発信し、日常生活にかつお節を“プラス”することで、より豊かな食生活を提案しています。
まとめ
今回の特別授業を通じて、子どもたちがかつお節の魅力やその背後にある伝統的文化について学び、より深く理解することができました。日本の美味しい食文化を次世代に伝えていくためのこのような活動が、今後も続いていくことを期待しています。ヤマキは今後とも「世界の鰹節屋・だし屋、ヤマキ。」を目指して、さらなる努力を続けていくでしょう。