乳がんのない世界へ
2025-10-03 14:48:24

小池都知事が願う乳がんのない世界、ドローンショーで夜空を彩る

小池都知事が願う乳がんのない世界、ドローンショーで夜空を彩る



2025年10月1日、東京都千代田区の丸の内行幸通りで、「乳がんのない世界へ 2025」というテーマの下、特別な点灯式が開催されました。このイベントには、小池百合子東京都知事とELCジャパンの社長、ジェームズ アクィリナが参加し、乳がんの啓発活動が3年間続くことを祝いました。

ELCジャパンは1992年に始まったピンクリボンキャンペーンを通じて、乳がんに対する支援と研究を推進し続けています。毎年10月は「乳がん月間」となり、全国各地でさまざまな活動が展開されます。今回の式典では、360機のドローンが夜空にピンクリボンを描き、乳がんに対する意識を高める美しい光景が広がりました。

点灯式の当日の様子



点灯式の始まりを告げるのは、アクィリナ社長の挨拶でした。「今夜は、33年間にわたる乳がんに対する支援活動の大切さを皆様に伝える特別な時間です」と語り、参加者に感謝の気持ちを述べました。続いて、小池都知事が登場し、乳がんキャンペーンの象徴ともいえるピンクリボンバッジを着用しました。そのデザインに込められた意味についてアクィリナは、「このバッジは男性女性両方への注意喚起を意図しています」と説明しました。

その後、乳がんに関する重要なトークセッションが行われました。小池都知事は東京都の乳がん検診の受診率について語り、約50%との現状を説明しました。しかし「受診率は過去10年間で20%も改善しましたが、現在の目標は60%以上です」と力強く語り、早期発見の重要性を強調しました。

次に、アクィリナ社長はELCが国際的に行っている啓発活動を紹介し、「1992年から続くこのキャンペーンは、世界中の人々を結びつけ、啓発と教育に努めてきました」と述べました。また、杭東京都では『TOKYO#女子けんこう部』などの取り組みを通じて、若者にもわかりやすく乳がんの知識を広めていることも報告されました。

参加者へのメッセージ



締めくくりに、アクィリナ社長は、乳がんキャンペーンの共同設立者エヴリン H. ローダーの言葉を引用しました。「一人の力では成し遂げることはできません。多くの人の力が必要です。今こそ、乳がんのない世界をつくる時です。」この言葉は、約33年続くこの活動の中心にある理念を象徴しています。

小池都知事も、「早期発見と早期治療が最も重要です。それぞれが自分ごととして捉え、共に乳がんのない社会を築いていきましょう」と強調しました。式典の最後には、都知事とアクィリナがドローンの点灯のカウントダウンを行い、夜空に浮かぶピンクリボンが参加者の胸に希望を与えました。

約15分間にわたり、ドローンショーが繰り広げられ、東京の夜空が「乳がんのない世界へ」の願いを込めた光で彩られました。乳がんの啓発と治療への理解がさらに深まり、より多くの人々が健康に気を付けることを期待するイベントとなりました。


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