エミリア=ロマーニャの魅力
2025-10-03 14:19:44

大阪万博で魅せるエミリア=ロマーニャ州の文化・クリエイティブ産業の魅力

大阪万博でエミリア=ロマーニャ州の文化をPR



2025年に開催される大阪万博で、イタリアのエミリア=ロマーニャ州が文化・クリエイティブ産業を大々的にアピールします。この地域の音楽、映画、舞踊、演劇などの多彩な魅力が、国際的な観客に向けて披露されるのです。

エミリア=ロマーニャ州は、その中心に位置する文化・クリエイティブ産業が地域の心臓部であると考えています。知事のミケーレ・デ・パスカーレ氏は、「この産業は単なる経済セクターではなく、地域のアイデンティティを語る重要な手段であり、伝統と革新を融合させながら世界と対話するものだ」と述べています。この考えは、地域の文化を支える重要な価値と雇用を生み出す産業であることを示しています。

ダンスと音楽の饗宴



万博では、エミリア=ロマーニャ州の豊かな伝統舞踊が登場します。特にイタリアの大衆舞踏音楽「リッショ」(Liscio)が日本でも大ヒット。リッショは1918年より続く舞踏音楽で、そのオーケストラ・カーサデイはポピュラー音楽も披露しており、国際的に成功を収めています。ミルコ・カーサデイが率いるオーケストラは、伝統を守りながらも新たなアーティストとのコラボレーションを続け、新世代の聴衆を魅了し続けています。

また、国立振付センター・アテルバレッティによる現代舞踊「タンカードとクロリンダの戦い」も上演されます。モンテヴェルディやタッソの作品を現代的に再解釈したこのパフォーマンスは、身体表現で愛と戦争の葛藤を描き出しており、観客に強い感動を与えることでしょう。

音楽の多様性



エミリア=ロマーニャ州では、クラシックからジャズ、エレクトロニカまで様々なジャンルが楽しめます。その象徴となるのが「トスカニーニ・アカデミーNEXT」で、若手音楽家たちが世代を超えて共演し、人々に新たな音楽の旅を提供しています。コンサート「エミリア=ロマーニャ: 音のモザイク」では、ヴェルディやニーノ・ロータの名曲をリリックレパートリーと共に楽しむことができます。

州はまた、若手音楽家育成に力を入れ、ルイジ・ケルビーニユースオーケストラやモデナ市立劇場フィルハーモニー管弦楽団といった団体が活躍の場を広げています。

地域の文化的架け橋



エミリア=ロマーニャ州は、日本との文化的交流にも力を入れており、漫画などのコンテンツを通じて真の文化を伝えています。万博では、ボローニャに住む日本人漫画家とイタリア人漫画家が日伊の文化的つながりを強調し、地域文化の革新を示しています。

未来に向けて



エミリア=ロマーニャ州の文化・クリエイティブ産業は、その成長を続け、2023年には56億ユーロもの付加価値を生む重要なセクターとして注目を浴びています。また、州が支援する150以上の文化プロジェクトや数多くの公演が、地域の発展や若者への機会創出に寄与しています。

2025年の大阪万博におけるエミリア=ロマーニャ州の参加は、地域文化の発信はもちろん、新たな国際的な対話と関係の構築をも目指しています。未来へのパスポートとなる文化の力を、ぜひ体感してください。


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