清志郎のPEACE SONGS
2026-09-08 18:35:04

忌野清志郎の遺志を継ぐ「PEACE SONGS」がフジロックを彩る

忌野清志郎の遺志を継ぐ「PEACE SONGS」がフジロックを彩る



2026年の7月24日から26日まで、新潟県湯沢町の苗場スキー場で開催された「FUJI ROCK FESTIVAL'26」。その三日目、GYPSY AVALONのステージには「忌野清志郎 PEACE SONGS」が登場。出演者はNagie Laneのメンバーであるmikako、mayu、baratti、シンガーソングライターの片平里菜、そして暴動クラブの釘屋玄、マツシマライズ、鈴木壱歩となっており、ゲストボーカルには藤原さくらやROY(THE BAWDIES)が参加しました。

この企画は、清志郎の音楽の背後にあるメッセージを次世代に届けることを目的としており、バンマスのbarattiは「清志郎さんと同じ人間で、日々悩んで考える多面的な存在だと思った。彼の大切な言葉を歌い継いでいきたい」と話しました。その理念を胸に、シンプルながら力強い「平和へのメッセージ」を伝えることを目的にしています。

開演と初演目



ステージが始まると、まずは忌野清志郎の「田舎へ行こう ~Going Up The Country」が流れ、参加メンバーが登場。最初の曲はRCサクセションによる「アイ・シャル・ビー・リリースト」でした。Nagie Laneのコーラスとともに、身近な楽器の音が宇宙へと溶け込むような、心地よい演奏が続きました。片平里菜も凛とした力強い声で「日はまた昇るだろう東北の街にも」と歌い上げ、その思いを観客へ届けました。

メッセージを伝える楽曲



次にパフォーマンスしたのは「LONG TIME AGO」。この曲は核兵器に対するメッセージをストレートに表現したもので、広島出身の釘屋玄がリードボーカルを担当。歌詞に込められた強さが、会場を一体感で包みました。続く「デイ・ドリーム・ビリーバー」では、日本人にはとても馴染み深いタイマーズによるカバーが披露され、観客全員がコーラスに参加し、会場が一つの大きな音楽空間に変わる瞬間を体験しました。

歌声のハーモニー



また、忌野清志郎の「激しい雨」では、片平里菜とmayuがそれぞれのパートを担当し、痛みを伴う歌詞が現代の我々の心に強く響きました。次に全員が楽器を置いてアカペラによる「世界中の人に自慢したいよ」を歌い上げるシーンでは、Nagie Laneが全体をリードし、この楽曲の新たな魅力を引き出しました。

ゲストと最後のメッセージ



その後、ゲストのROYと藤原さくらが登場し、片平里菜が「清志郎のメッセージがたくさん詰まっている。愛があれば何もいらない」と感慨を込めて語ります。最後には「イマジン」を全員で披露。清志郎の意訳バージョンとジョン・レノンのオリジナルが見事に調和し、世代を超えたメッセージが伝わりました。

まとめと音楽の力



演奏が終わった後、流れていたのはRCサクセションの「あふれる熱い涙」。このステージは小規模ながらも、そのメッセージはグリーンステージに負けないほど大きなものであり、観客に感動を与えました。このように、「忌野清志郎 PEACE SONGS」は、音楽の持つ力と、平和への道を照らす光を感じさせる貴重な機会となりました。

Writer:秋元美乃
Photographer:小野田麻里 (アトミックカフェ)


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