HERALBONYとANREALAGEが贈る「生命の可視化」
2025年9月30日、パリ・ファッションウィークにて、特別なコラボレーションショーが開催されました。ブランド「HERALBONY」と「ANREALAGE」が手を組み、「生命の可視化」というテーマのもと、合計18名の契約作家によるアートがランウェイを彩ったのです。会場は、パリのセーヌ川沿いに位置し、現代アートの中心「Palais de Tokyo」。
音楽には、かつてのDaft Punkのメンバーであるトーマ・バンガルテルが担当し、彼の担当したサウンドトラックは、作家たちの日常音と心臓の鼓動のリズムを融合させたもの。参加した作家たちの過去の体験や思いが込められた音楽が、会場の雰囲気を一層引き立てました。
アートが纏う命の鼓動
注目すべきは、ランウェイを飾った衣服が単なるデザインだけでなく、命の象徴としての役割を果たしていたことです。ヘラルボニーの作家たちによる作品は、視覚的な美しさだけでなく、存在そのものがテーマに深く結びついています。「心臓が鼓動する様子を表現したドレス」や、命を宿したように動くケープは、全体として生命の器となり、この世界に生きることの意義を教えてくれました。
デザイナーの森永邦彦氏は、同じ場所から見える風景の違いや、その境界を越えた先に見える美を追求。彼は「異なる景色を持つ私たちが、一つの場に集まることで新たな価値が生まれる」というメッセージを込めました。
未来に残る美の形
ショーの後半では、鳥山シュウ氏と中川ももこ氏、二人の作家が最前列で観覧し、観客からは大きな拍手が送られました。この瞬間は、彼らの努力と作品が連結し、新たな波を生み出す瞬間の証です。
「私たちが今感じている「美しさ」とは何か」—胸に響く問いかけをされたり、未知の可能性について考えさせられたりした一夜でした。このショーの成果を感じ、再び私たち自身の世界を見つめ直すきっかけとなりました。
アートを支える新しい技術
また、本コレクションの生地は、京セラドキュメントソリューションズの環境に優しいインクジェットプリンター「FOREARTH」によって製造されました。このプリンターは、従来の技術に比べて水の使用量を99.98%削減し、持続可能なファッションを実現しています。このような技術がアート作品の細やかな表現を可能にし、従来の枠を超えた新しい形の美を創出しています。
未来への発信
このコラボレーションの一環として、HERALBONYとANREALAGEから特別な商品が販売されます。コレクションのタイトルをデザインに反映したTシャツやアート作品をあしらったボールシャツなど、新たなアートとの融合が期待されます。これは、単なるファッションアイテムではなく、感動の創造の一部として、多くの人に美をもたらすことを目的としています。
アイテム購入について
- - 販売商品: ANREALAGE×HERALBONY BALL SHIRT、ANREALAGE×HERALBONY T-SHIRT
- - 販売方法: 受注生産
- - お届け予定日: 2026年3月下旬
- - 販売先: HERALBONY公式サイト
新たな文化と美の探求の旅が、ここから始まるのです。今後も目が離せません。