メルカリトレンド速報!入学シーズンと編み物ブームの行方
2025年3月、株式会社メルカリは取引データを基にした最新トレンドを発表しました。特に注目したいのは、入学シーズンに見られる中古ランドセルの取引数の急増と、若い世代に人気の編み物関連の取引件数です。また、検索ワードランキングからも興味深い動向が見えてきました。
入学シーズン目前、中古ランドセルに人気の兆し?
ランドセル市場は毎年のように新しいデザインや機能が加わる中、メルカリでは維持される中古ランドセルの需要が高まっています。2024年の年間取引件数は過去5年間で1.4倍も増加し、特に入学シーズンに向けたプレでは多くの取引が行われることがわかります。「メルカリ」の中古ランドセルは、通常の購入ピークが5月であるのに対し、入学・進学直前に需要が集中する傾向があります。
この時期になると親たちが息子や娘のランドセルを購入するために活発に動き始めるため、中古市場においても取引が加速しているのです。こうした中古ランドセルの取引が増えている背景には、価格の安さや環境意識の高まりも影響していると考えられます。
若年層でブーム!「編み物」関連取引が過去最高に
続いて、編み物に関する取引件数が2025年1月に過去最高を記録しました。特に、若者世代の間での人気が急上昇しており、昨年同月と比較するとは約1.6倍に増加しています。
今回の編み物ブームは、SNSで影響力のあるアイドルやインフルエンサーたちの投稿をきっかけに広がりました。若い世代は創造的な趣味を持ちたいという欲望が強まり、それが編み物に繋がる形で現れています。実際、毛糸は小売店で品薄になるほどの需要が生まれています。
年代別に分析してみると、特に10代と20代の取引数は前年同月比で約3.4倍という驚異的な数字を記録しており、30代・40代もそれぞれ増加傾向にあるものの、若年層の成長が際立っています。編み物は、単なる趣味を超え、ファッションやライフスタイルの一部として位置づけられるようになってきています。
日本/台湾 検索ワードランキング
メルカリの検索ワードランキングも、国ごとに異なる特徴を持っています。日本では「ノースフェイス」や「こたつ」などの季節性の高い商品が上位を占めています。一方、台湾ではキャラクター関連の検索が見られ、特に「吉伊卡哇(ちいかわ)」が1位に輝いています。この人気は、台湾で開催されたイベントにおいて320万人以上の来場者を迎えたことからも分かります。
さらに、同じ作者の「ナガノのくま」も注目を集めており、これもランクイン。台湾での「進撃の巨人」劇場版公開が2位になるなど、日本のコンテンツが渡って多くの関心を寄せられていることが伺えます。国を超えた文化交流が、今後のトレンドにどのように影響していくのか楽しみです。
結論
メルカリを通じて見えてくるトレンドは、単なる取引だけでなく、消費者のライフスタイルや価値観にも大きな影響を与えています。入学シーズンのランドセルや若者に広がる編み物熱、さらには国際的なキャラクター人気など、今後の動向に注目が集まります。これからの季節、メルカリでの新たな発見があるかもしれません。