ウィルミナが令和7年度東京都女性活躍推進大賞優秀賞を受賞

ウィルミナ、令和7年度東京都女性活躍推進大賞を受賞

株式会社ウィルミナが、東京都が主催する令和7年度「東京都女性活躍推進大賞」の事業者部門にて「優秀賞」を獲得しました。この賞は、女性の活躍推進に関する優れた取り組みを評価し、表彰する制度として創設されたもので、今や多くの企業や団体がその名誉を受けています。

ウィルミナは1984年に設立された企業で、女性向けの化粧品やウェルネス関連商品を提供しています。創業以来、女性の悩みに寄り添った製品開発を行ってきましたが、社内のジェンダーバランスにおいては課題がありました。当時、約70%の従業員が女性である一方、管理職はほぼ全て男性という状況でした。しかし、2021年9月に幸村潮菜が代表取締役に就任すると、企業文化の刷新が開始され、女性リーダーの台頭が進みました。

企業文化のアップデートによる新たなリーダーシップの誕生

幸村のリーダーシップのもと、ウィルミナは無意識のジェンダーバイアスを排除する取り組みを進めてきました。特に、社員が「同じ基準で評価される環境」を整えるため、以下のような施策を実施しました：

1. 企業ビジョンの再定義
経営陣と選抜されたアンバサダー社員によって、企業のアイデンティティを明確にし、ビジョンやミッションを浸透させる全社集会を定期的に開催。

2. 評価基準の平等化
全社員一律の能力グレード制度を導入し、評価者トレーニングを実施。これにより、性別や家庭状況を評価に影響させないように徹底しました。

これらの施策によって、2024年には女性管理職比率が53.8%に達しました。これは、国内企業の女性管理職比率が部長相当職で8.7%、課長相当職で12.3%、係長相当職で21.1%であることと比較しても、驚異的な数字となっています。

今後の企業としての目標

幸村代表は今回の受賞を受け「ウィルミナが直面してきた課題は、単なる制度の整備だけではなく、意思決定や評価の現場に根付くジェンダーバイアスです。今後も育成や配置の仕組みを磨き、女性が自分の能力を試せる環境を整えることが大切です」と語りました。

ウィルミナは、女性のライフステージに寄り添い、製品開発や情報発信を通じて、女性が自分らしく生きられる社会の実現に貢献し続けます。企業文化の変革を通じて、性別や立場に関わらず、全ての社員が意欲と能力を存分に発揮できる環境作りを進めていくことでしょう。