ヤマハグループがCDP調査での高評価
音楽や技術で知られるヤマハ株式会社が、気候変動に関する国際的な評価機関であるCDPより、2年連続で「Aリスト」企業に選ばれました。この評価は、企業の環境への影響とその対応力が基準となっています。ヤマハは今回、気候変動部門での高評価に加えて、水セキュリティとフォレスト部門でもA-という評価を獲得。これにより、全ての分野でリーダーシップを発揮していると認められました。
CDPについて
CDP(Carbon Disclosure Project)は、企業が環境情報を開示するための国際的なシステムを設けている非営利団体です。毎年、数万社の企業を対象に環境影響やリスクに関する調査を実施し、その結果を評価しています。2024年には、世界中の24,800社以上がCDPを通じて情報開示を行い、その中には日本のプライム市場に上場している企業の70%以上が含まれています。
ヤマハの環境への取り組み
ヤマハは、「世界中の人々のこころ豊かな生活」という理念のもと、気候変動に対する積極的な対応と持続可能な社会の実現に取り組んでいます。企業としての責任を理解し、気候変動への対応、持続可能な木材の利用、省資源や廃棄物の削減、水資源の保全を環境方針に据えています。特に、気候変動への対応を経営の重要な課題として位置づけ、2050年までにネットゼロを達成するという目標を掲げています。
中期目標
2031年までにスコープ1および2の温室効果ガス排出量を2018年比で55%削減し、スコープ3については30%の削減を目指しています。この数字は、SBTi(Science Based Targets initiative)からの承認を受けたもので、気候変動緩和に向けた具体的な数値目標を示しています。
生態系の保護
さらに、ヤマハは生態系の保全にも力を入れ、持続可能性に配慮した原材料の使用を進めています。認証木材の活用を通じて自然環境を守る取り組みを強化し、未来の世代に対する責任を果たしています。脱炭素やネイチャーポジティブな取り組みを、社内外において一貫して続けていくとしています。
これからのヤマハ
今後もヤマハは、持続可能な社会に向けて、これらの取り組みを継続的かつ確実に進めていく方針です。企業としての役割を果たしつつ、より良い未来を目指す姿勢が評価されています。詳細な取り組みはヤマハの公式ウェブサイトでも紹介されており、気候変動に対する規範を示す企業の一つとして注目されています。
ヤマハの気候変動への取り組みはこちら。