新たなる一歩！「モッタイナイ」を「おいしい」に変えるプロジェクトの全貌

大人気の「氷結®mottainaiプロジェクト」が進化し、「モッタイナイ！を、おいしい！に。プロジェクト」として新たなスタートを切りました。このプロジェクトは、キリンビール株式会社が主導となり、フードロス削減と果実農家支援を目指す内容となっており、企業の垣根を越えて協力することが重要です。これにより、日本国内の果実農家が直面する課題にも向き合います。

プロジェクトの背景

フードロスは、日本で深刻な問題となっています。多くの果実が規格外であることを理由に廃棄される一方で、農家の経営にも悪影響を及ぼしています。例えば、猛暑や台風の影響で生産物が傷むことや、高齢化した農家の問題も深刻です。こうした状況を打破するために、キリンの「氷結®」ブランドが立ち上げた「氷結®mottainaiプロジェクト」は、規格外果実に新たな価値を見出すことを目指しています。

このプロジェクトでは、2024年5月に誕生した「モッタイナイ果実」というコンセプトを前に、すでに多くの果実がフードロスから救われています。たとえば、横浜特産の「浜なし」や、高知県産の「ぽんかん」が登場し、消費者との繋がりを深めてきました。さらに、売上の一部を果実農家支援に充てる取り組みも行っています。

プロジェクトの概要

「モッタイナイ！を、おいしい！に。プロジェクト」は、オイシックス・ラ・大地株式会社と株式会社ビビッドガーデンとの協働により実現されており、各社のネットワークを駆使して「モッタイナイ果実」を見つけ出し、質の高い商品として提供します。これは1社だけでは果たせない大きな価値創造となります。

このプロジェクトによって、より多くの企業が参加し、「モッタイナイ果実」を新たな商品として展開することが期待されます。また、規格外品の価値を世間に広めることで、普段の食生活においても新しい選択肢を生み出すことを目指しています。

未来の展望

今後の展開として、2社は「モッタイナイ果実」を用いたコラボ商品を年内にも販売予定です。また、ビビッドガーデンは「モッタイナイ！を、おいしい！に。マルシェ」を新宿で開催し、生産者と直に繋がる機会を提供します。オイシックスも、ミールキットを開発し、より多くのお客様に「モッタイナイ果実」を届ける準備を進めています。

全体的な目標には、2027年までに年間250トンのフードロス削減と、100軒の農家の参加が含まれています。更に、1200万人の消費者にこのプロジェクトに参加してもらうことを目指しています。

参画企業の思い

オイシックス・ラ・大地株式会社は、「これからの食卓、これからの畑。」というビジョンのもと、産地の課題に正面から向き合ってきました。これに参加することで、産地だけでなく、消費者にもメリットを提供する新たな社会構造の実現を目指しています。

一方、ビビッドガーデンは「生産者のこだわりが正当に評価される世界へ」をビジョンに掲げ、フードロスを解決するための新たな仕組み作りにコミットしています。彼らは、消費者が日常的に接することで社会課題への認識を深めてもらうと期待しています。