イケアが贈るオリジナル絵本『たびする家』の魅力
イケア・ジャパンは、2025年8月1日の「やっぱり家の日」に初めてのオリジナル絵本『たびする家(いえ)』を電子版でリリースしました。この絵本は「より快適な毎日を、より多くの方々に」というビジョンのもと、家での暮らしを振り返り、対話を促すきっかけを提供します。
絵本を通じて家族のあり方を見つめ直す
『たびする家』のストーリーは、カヤさん一家が主人公。彼らは仲の良い家族ですが、心のどこかに言葉にできないモヤモヤを抱えています。物語を通じて、家が彼らの感情を支え、様々な国や世代の違った家族との出会いを通じて、自分らしさを見つけていく過程を描いています。
この絵本には、読み手が未来の家での暮らしを自由に考え、書き込むことができるワークシートが付いており、家族での対話を深めるためのツールとしても役立ちます。絵本の内容は、ただの物語ではなく、家族間のコミュニケーションや多様な暮らし方を考える契機を提供します。
企業としての役割
イケアは「イクオリティ(平等性)」、「ダイバーシティ(多様性)」、「インクルージョン(多様性の受け入れ)」に注力し、家族の暮らしを見つめ直す取り組みを続けてきました。特に「Life at Home(家での暮らし)」のプロジェクトを通じて、個々の家庭の状況に応じた平等な生活を考えることが重要であるとしています。
絵本は、産学官が連携して家での平等を考える「Life at Home 2050」の一環として誕生しました。参画企業や団体との対話を通じて共創宣言も定められ、ボーダレスな対話を図ることを目指しています。
ワークショップと特別イベント
絵本の公開にあたり、イケアは富山県や神奈川県で親子を対象とした読み聞かせや、2050年の未来の家について考えるワークショップも実施しました。参加者たちは「未来の家を想像することができた」と喜びの声を上げており、大人と子どもが共に考えることのできる貴重な経験となったようです。
さらに、24か所のイケア店舗周辺に絵本を寄贈し、一部店舗では絵本の読み聞かせイベントも開催されます。これにより、より多くの人々にこの絵本のメッセージを届けることが期待されています。
結びに
イケアの絵本『たびする家』は、ただの娯楽だけでなく、家庭内のコミュニケーションや多様性の理解を深めるための一助を提供します。家族で一緒に読み、感じ、考える時間を持つことが、未来の家での暮らしに豊かな影響を与えるかもしれません。これからの家族のあり方を考える一冊として、多くの人に手に取ってもらいたい作品です。電子版は公式ウェブサイトから簡単にアクセスできますので、ぜひご覧ください。