庄ゆた夏教授のルワンダにおける挑戦
明治大学理工学部で建築を教える庄ゆた夏教授が、ルワンダでの活動について語る特別なインタビューを受けました。毎週日曜日21時30分から放送されているラジオ番組『嶌信彦 人生百景「志の人たち」』において、庄教授は3回にわたって自身の経験をシェア。この特集では、庄教授の情熱と被災者たちへの支援を通じて見えてきた建築の力について詳しく迫ります。
ルワンダでの活動
庄教授がルワンダでの活動を始めたのは、2001年の同時多発テロ以降、何かをしなければならないという思いからでした。「建築家としてできることがある」との強い想いから新しい挑戦を決意します。その後、アメリカを拠点にした活動が始まり、現地の人々と密に関わりながら、建物を通じた支援を続けています。
彼女が特に注力しているプロジェクトは、虐殺で家族を失った女性たちのための住宅や、病院の建設です。これらのプロジェクトは単なるシェルター提供にとどまらず、コミュニティの再建や人々の心の回復を目指しています。実際に現地で感じた課題や成功体験は、多くの人々に希望を与えているのです。
母からの教えと人生のターニングポイント
庄教授の人生には、いくつかの重要なターニングポイントが存在します。その一つがアメリカでの留学中に母から受けた意外なサポートです。「留学に行ったときに何もできずに途方に暮れていた私に、母は驚くほどの勇気を与えてくれました。」この言葉からは、彼女の成長と母子の絆の深さが伺えます。
また、ハーバード大学の入学式の日は、彼女にとって特別な意味を持つ日でもあります。その朝の出来事が、彼女の人生を大きく変えることになったのです。
未来への希望と建築の力
ルワンダにおける庄教授の活動は、単なる建築プロジェクトに留まらず、社会全体を変える力を秘めています。「とにかく、現地の人々と一緒に未来を見据えていこうと思いました」と語る彼女の強い意志が印象的です。
彼女が目指すのは、物理的な建物を越えた『心の建築』であり、人々がお互いに支え合うコミュニティの形成です。虐殺の傷跡を乗り越え、新たな未来を切り開くために、建築の力を駆使する庄ゆた夏教授の姿勢は、私たちに多くの示唆を与えてくれます。
この特集を通じて、庄教授の挑戦をぜひ知り、彼女の活動に思いを馳せてみてください。私たちもまた、彼女の情熱を胸に、自分のできることに向き合っていく必要があります。