生ごみを資源に変える「コンポストをたのしむ日」
2024年より、毎年5月10日は「コンポストをたのしむ日」として全国で記念されることになりました。これは、ローカルフードサイクリング株式会社によって提唱され、一般社団法人 日本記念日協会に登録されました。この日は、生ごみをただの「ごみ」ではなく、貴重な「資源」として捉え直し、その楽しさや重要性を広めることを目的としています。
記念日制定の背景
「コンポストをたのしむ日」は言葉遊びから生まれたもので、「コ(5)ンポスト(10)」の発音からきています。この日を通じて、家庭や職場など身近な場所での生ごみの堆肥化を促進し、資源の循環や自然との共生を楽しむことが奨励されます。ローカルフードサイクリングは、家庭用コンポスト「LFCコンポスト」を通じ、2024年までに累計5万人以上のユーザーと共に、1,019トンの生ごみを堆肥化し、約500トンのCO₂排出を抑制した実績があります。しかし、まだ日本では約9割の生ごみが焼却処分されているのが現状です。この問題を解決するためには、個人の努力のみならず、企業、自治体、教育機関を含む全社会が協力する必要があります。
社会課題を解決するための共通アクションデー
「コンポストをたのしむ日」は、環境問題解決に向けた企業や自治体の取り組みを促進する共通のアクションデーです。企業やスタートアップにとっては、環境に配慮した製品開発や循環型サプライチェーンの構築の機会となり、社員の意識改革を促すイベントの開催が期待されます。また、自治体や教育機関にとっては、市民と共に脱炭素や資源循環を推進するきっかけとなります。家庭や学校、地域単位でのワークショップや啓発イベントが容易に展開できるのが特徴です。
初年度の全国アクション例
2026年5月の初年度には、以下のようなアクションが予定されています:
- - 自治体や学校での体験型ワークショップ及びコミュニティガーデンとのコラボ企画
- - コンポスト関連団体との連携アクション
- - 健康経営プログラムとの連動による企業の取り組み
- - 堆肥で育てた循環野菜のマルシェや堆肥回収イベント
- - ソーシャルメディアでのハッシュタグキャンペーン「#コンポストをたのしむ日」
これにより、家庭や企業、自治体がそれぞれの場で資源を育てる意識を高め、一体的なアクションが生まれることが期待されています。
代表者のコメント
ローカルフードサイクリングの代表、たいら由以子氏は、30年のNPO活動を経て2019年にバッグ型コンポスト「LFCコンポスト」を開発しました。「2024年には5万人以上のユーザーのおかげで、全国で1,019トンの生ごみを堆肥化し、約500トンのCO2排出を削減することができました。私たちはこの日は、栄養価の高い生ごみを堆肥に変え、土と食文化を守る楽しさを広める機会として活用していきたいと思っています」と述べています。
今後の展望とパートナー募集
「コンポストをたのしむ日」に向けた共創企画やイベントのパートナーも募集中です。参加希望の企業や団体は、公式サイトからお問合せください。私たちと共に、持続可能な社会を実現する活動に参加しませんか?
会社概要
- - 会社名: ローカルフードサイクリング株式会社
- - 所在地: 福岡県福岡市東区香住ヶ丘6丁目12番3号
- - 代表者: たいら由以子
- - 事業内容: バッグ型「LFCコンポスト」の開発・販売、循環型ライフスタイル推進に関する企画・教育・コミュニティ運営
- - 公式サイト: ローカルフードサイクリング株式会社
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