老舗醤油蔵が世界に打って出る!
1688年に創業した柴沼醤油醸造(茨城県土浦市)が、地域の復興とグローバルな展開を目指す新しいプロジェクトを始動します。この取り組みは、63カ国に輸出を行う同社の豊富な経験と、震災後の地域経済再生をつなげることを目的にしています。2026年の3月6日から8日まで、ポーランドとスロバキアからバイヤーやシェフを招き、石川県の能登地区で地域事業者との交流が行われます。これは、地域の魅力を世界に発信し、持続可能な経済モデルを構築する試みです。
欧州からの商業パートナーを招待
能登訪問の主な目的の一つは、海外バイヤーとシェフが地域の生産者や工房と直接つながる機会を創出することです。また、震災による影響を受けた地域が「人の往来」を生み出し、支援にとどまらない具体的な経済活動を行うことも重要な要素です。
訪問にはポーランドのHoreca Asian FoodsのバイヤーArkadiusz Krzysztofさん、スロバキアの著名シェフTomas Lysyさんが参加します。彼らは珠洲の伝統的な塩づくりや輪島塗工房を訪れ、地域の特色を体験します。
日本食材の受容性調査
訪問の一環として、ポーランドやスロバキアにおける日本食市場の拡大傾向を踏まえ、発酵食品や伝統工芸品の受容性を調査する予定です。塩や魚加工品、発酵調味料など、地域の特産品を視察し、それらが欧州市場でどのように受け入れられるのかを探ります。
地域と世界をつなぐ新たな経済モデル
柴沼醤油醸造の代表取締役、柴沼秀篤さんは「地方を支援するという枠組みを超え、地域が世界と直接つながる構造をつくりたい」と語ります。彼は166年以上の歴史を持ち、国内外に高い評価を受けている醤油を製造していることからも、地域の価値を深く理解し、広める重要性を感じています。
具体的には、地方の事業者が持つ魅力を直接的に海外市場に伝えることで、地元経済の再生を図り、持続可能な発展へとつなげることが目指されています。
今後の展望
このプロジェクトは第一弾であり、今後も海外パートナーとのさらなる地域訪問を予定しています。継続的な交流を通じて、「地域×グローバル×復興」のモデル実装を進め、地域活性化に貢献する取り組みを続けていくそうです。地域の価値を新たな形で発信し、世界中の人々が能登に関心を持って訪れるようなプロジェクトを展開することを期待しています。
取材対応
この取り組みについての詳細や取材の予定は、柴沼醤油醸造の公式ウェブサイト(
https://www.shibanuma.com/)をご覧ください。現地同行取材やオンライン取材にも対応可能です。遠く離れた地域と日本の深い関係を築くための一歩を共に歩みましょう!