滋賀の伝統漬物体験
2025-12-11 17:58:19

子供たちと伝える滋賀の伝統、近江ゆるぎかぶらぬか漬体験

子供たちと伝える滋賀の伝統、近江ゆるぎかぶらぬか漬体験



滋賀県立愛知高等養護学校の生徒たちが、近江食品株式会社の主催による伝統食品「近江ゆるぎかぶらぬか漬」の製造体験に参加しました。この取り組みは、地域文化を継承し、実践的なキャリア教育を促進する地域連携活動の一環として実施されました。生徒たちは、地元に根付く食品文化を学ぶ貴重な機会を得ました。

蕪巻きから糠漬けまで、一連の伝統工程を体験



参加した生徒たちは、近江の伝統食品である「ゆるぎかぶら」の製造工程を実際に体験しました。この漬物は、地域で長い間親しまれてきた発酵食品で、丁寧な作業と時間をかけた熟成が魅力です。

体験の中では、まず蕪を巻く「蕪巻き工程」が行われました。生徒たちは、蕪の選別から始まり、手作業で巻く作業を通じて、職人の技を習得しました。その後、ぬか床に仕込む「糠漬け工程」が続きます。このプロセスは、完成までに時間と手間がかかるため、生徒たちは大変貴重な経験を重ねることができました。これにより、地域の食文化への理解が深まりました。

完成品は年明けに生徒へ贈呈



ぬか漬けは時間が経つにつれて熟成が進み、風味豊かな漬物が完成します。生徒たちが手作業で仕込んだものは、近江食品が責任を持って管理し、年明けに完成品として贈呈されます。「自分たちが手をかけたものが、どのように変化するのか」を体験できるこのプログラムは、毎年好評を博しています。

教育的価値と地域連携の意義



滋賀県立愛知高等養護学校は、地域との協働による実践的な学びを重視しています。近江食品との連携によって生徒たちは以下のような教育的価値を得ています。
  • - 地元産業や伝統文化の理解
  • - 食品づくりを通じた職業体験
  • - チームでの作業による協働学習
  • - 自分たちが手がけたものが価値ある商品になる経験

これらの経験を通じて、地域、学校、企業が一体となって生徒の成長を支える環境を作り出しています。

近江食品株式会社の想い



近江食品は、食品づくりを通じて地域と共に歩む企業として、特に若い世代に対する学びの機会を重視しています。今回の取り組みは、地域企業としての責任を果たし、未来を担う若者への支援を示す活動です。今後も地域教育機関との連携を継続し、滋賀の食文化の発展と人材育成に寄与していきます。

会社概要


近江食品株式会社は滋賀県彦根市に本社を構え、食品の加工・製造・販売を手掛けています。代表取締役社長の山本英柱氏が企画したこの取り組みは、企業の成長だけでなく地域の人々との深い結びつきを育むものです。公式サイトはこちら


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