高校生向け「体験型進路学習」が育むグローバルな人材と働く意義
大阪府立高津高等学校の生徒が桃谷順天館を訪れ、働くことについての理解を深める「体験型進路学習」が行われました。このプログラムは、実際の職場を訪れて社員と直接対話し、職業について学ぶ機会を提供することを目的としています。桃谷順天館はこの取り組みに賛同し、グローバルな人材育成に貢献するため、8年連続で受け入れプログラムを実施しています。
参加生徒の化粧品への関心
この取り組みを通じて、学生たちは化粧品の製造プロセスを学ぶだけでなく、実際に社員とのディスカッションを通じて「働く」ことに対する問題や疑問を投げかけました。例えば、「働く上で最も大切にすることは何か」「やりがいを感じる瞬間はどんなときか」といった素直な質問が次々に持ち出され、未来のキャリアについて深く考えるきっかけとなりました。
大阪府のGLHS事業について
このプログラムは、大阪府教育委員会が指定するGLHS(グローバル・リーダーズ・ハイスクール)事業の一環として実施されており、高校生を対象にした体験学習が強調されています。事前に職業研究を行い、実際の企業を訪れ、ディスカッションを通じて社会における役割や働く意義を学ぶのです。参加した生徒たちは、プロフィールを通じて自己を見つめ直し、将来への視野を広げる貴重な体験を得ました。
プログラムの流れ
当日のプログラムは、自己紹介と化粧品の紹介から始まり、続いて「化粧品会社の役割」についてプレゼンテーションが行われました。ここで、桃谷順天館の140年にわたる歴史や、先進的な化粧品製造のプロセスについて詳しく説明されました。
次に行われたのが社員とのディスカッションです。研究職、営業職、事務職の社員と生徒が座談会形式で、リアルな働く現場について積極的に意見を交換しました。社員がZ世代の化粧品に対する関心を質す一方で、生徒たちが持つ働き方への疑問にも答える充実した時間が過ぎていきました。
最後には、社員たちが実際に働いている姿を見学する機会も提供され、仕事に対する姿勢や職場の雰囲気について感じてもらいました。
桃谷順天館のビジョン
桃谷順天館は、140年の歴史を持つ化粧品メーカーとして、「人と地球の美しい未来を創る」ことを理念に掲げています。地域にも根ざした企業として、優れた技術力をもって「美」と「健康」を追求し続けています。
このように、桃谷順天館の取り組みは、高校生にとって未来の働き方やキャリアの意思決定に向けた重要なヒントを提供すると同時に、企業側にとっても未来の人材を育成する貴重な機会となっています。将来のリーダーを育成するためのこのような取り組みが今後も続いていくことを期待しています。