東北の夢プロジェクトが東京で開催、震災からの15年を祝う音楽の祭典

東北の夢プロジェクトin東京 2026：音楽でつなぐ希望の未来

2026年1月7日、池袋の東京芸術劇場で「東北の夢プロジェクトin東京 2026」が開催されます。これは、東日本大震災からの復興を願い、地域の子どもたちが音楽を通じて自らの成長を遂げることを応援するプロジェクトです。公益財団法人日本フィルハーモニー交響楽団が主催し、岩手県大船渡市の「赤澤鎧剣舞」と福島県南部の「合唱塾」が出演します。

災害からの復興と音楽の力

日本フィルは、震災以降、370回以上もの音楽支援活動を行ってきました。中でも「東北の夢プロジェクト」は、2019年から岩手で、2023年から福島でスタートし、地元の文化を届けるための交流を続けてきています。このプロジェクトの中心にあるのは、故郷の伝統を守りながら、未来を担う子どもたちの成長を見守ることです。

「東北の夢プロジェクトin東京」は、その活動の一環として、東京観客に向けて東北の現状と未来を音楽で奏でる素晴らしい機会です。

プログラムの概要

イベントのプログラムは、指揮者永峰大輔によるオーケストラの演奏を中心に、多彩なパフォーマンスが展開されます。

1. 第1部では、J.シュトラウスの喜歌劇《こうもり》の序曲や、ラヴェルのピアノ協奏曲ト長調が演奏されます。
2. 第2部には、地域の子どもたちが自らの文化を披露するステージが設けられ、大船渡市の「赤澤鎧剣舞」と福島県合唱連盟県南支部の「合唱塾」が共演します。
3. 第3部では、合唱とオーケストラのコラボレーションとして、宮沢賢治の名曲「星めぐりの歌」やラヴェルの「ボレロ」が演奏される予定です。

このように多彩なプログラムを通じて、聴衆に感動と思いを届けることを目指しています。

チケット購入とアクセス

チケットは全席指定で、価格はS席が4,000円、A席が3,000円、25歳以下のYs席は2,000円で提供されます。未就学児の入場は不可ですが、音楽を愛するすべての人々にこのイベントを楽しんでいただきたいと願っています。

公演情報はこちらからご覧いただけます。

最後に

「東北の夢プロジェクトin東京」は、ただ音楽を楽しむだけでなく、震災を乗り越えようとする地域の子どもたちの希望の象徴でもあります。彼らの輝く姿とともに、音楽の力で新たな未来を描くこのイベントに、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。音楽を通じて、私たち一人ひとりが繋がり、復興の歩みを共にすることができるのです。