洛南高校生が体験した「エビングハウスフセン」で暗記力アップ！

「エビングハウスフセン」とは？

近年、学習効率を高める手法に注目が集まっていますが、その中でも特異な存在なのが「エビングハウスフセン」です。この学習ツールは、ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスが提唱した忘却曲線に基づいています。忘却曲線とは、学習した情報が時間とともにどのように忘れられていくかを示した理論で、エビングハウスフセンはこれを効果的に活用するために設計されています。

このフセンは、受験生にとって難しい復習のタイミングを一目で管理できるようになっており、学習の効率を大いに進めることが期待されています。

洛南高校での調査結果

2023年12月12日、株式会社Ebbinghaus Stationeryが洛南高等学校で行ったアンケート調査の結果が非常に興味深いものでした。1年生62名がこのツールを試用したところ、以下のような結果が得られました。まず、「復習のきっかけになったか」という質問に対して、95.1%の学生が「そう思う」または「ややそう思う」と回答。これはエビングハウスフセンが学習の動機付けに大きく寄与していることを示しています。

さらには、90.3%が「暗記できた実感がある」と回答し、96.7%が「試験・受験に役立つと思う」と述べました。多くの学生がこのツールの効果を実感しているようです。特に「エビングハウスフセンをもっと早く知りたかった」との声が80.7%から寄せられていることからも、その使用が遅れたことに対するもどかしさが伝わってきます。

自由記述から見える学生の声

学生たちの自由記述にも、エビングハウスフセンの利点がたくさん挙げられていました。「覚えるのが面倒だったのが、すこし楽しく覚えることができ、また、定着しやすかった」という意見や、「復習がしやすくなった」といった声は、このツールが学びを楽しくする要素を持っていることを示しています。また、英単語の学習に役立ったというコメントも多く見られ、実際の学習に結びついている様子が伺えます。

開発者・樫原優衣の思い

エビングハウスフセンを開発した樫原優衣さんの努力も非常に感慨深いものがあります。自身も受験生時代にこのフセンを活用して、成功を収めた経験を持つ彼女は、現在の高校生たちにも同じような成功の手助けをしたいと考えています。彼女は難関校に通う学生たちに向けても、分散学習の管理が簡単にできるこのツールを知ってもらいたいと願っています。

樫原さんは初の講演で自らの経験を語り、多くの学生に影響を与えることを目指しています。「この経験を活かし、これからもエビングハウスフセンの普及に向けて精進して参ります」と彼女は語る通り、彼女自身の学びも追求の道のりの一部なのです。

最後に

洛南高校でのこの試みが示しているのは、エビングハウスフセンが多くの学生に新たな学習体験を提供しているという事実です。これからも、このような革新的な学習法が世の中に広がり、学生たちの学びを支えることを期待しています。受験の成功はもちろん、その経験が未来にどのように生かされるかも楽しみです。今後の動向に大いに注目したいと思います。