カルビーが新たな可能性を広げる「グローバルコース」
カルビー株式会社は、2027年4月入社の新卒採用に向けて、海外事業拡大を目指す「グローバルコース」を新たに設けることを発表しました。このコースは、海外のグループ会社での経営や製造に関わるリーダーシップを発揮する人材の育成を目的としています。国際的なビジネス展開が進む中、語学力と経営スキルの両方を兼ね備えた人材の確保が、企業の成長においてますます重要になっています。
この新設された「グローバルコース」は、国内の物流、財務、設備保全等の基礎技術を約5年間で習得し、その後は海外での業務にもトレーニング生として派遣されるという流れになっています。このように、最初から海外経験を積むことができるプログラムは、企業としては初の取り組みです。さらには、20代でのトレーニングを経て、30代にはマネージャーレベルでの駐在員としての就業が期待されるプランを用意しています。
新たな採用戦略「Change 2025」
カルビーグループは2023年に発表した「Change 2025」プランを通じて、海外事業の拡充を企業戦略の重要な柱として位置付けています。このプランの一環として、海外の人材育成および採用を強化することが見込まれています。「グローバルコース」はそのキーピースであり、独自のキャリアパスを提供することで、質の高いグローバル人材を育てていくとしています。
他にも「生産技術コース」や「財務経理コース」といった多様なコースにて新卒の募集を行うことが決定しており、これからのカルビーの成長に向けた大きなステップとなることでしょう。
企業理念の実践
カルビーは1949年の創立以来、自然の恵みを最大限に活かしつつ、おいしさと楽しさを追求してきました。企業としての存在意義は多様な人材が力を発揮し、組織や社会への貢献を通じて共に成長することにあります。この「全員活躍」というビジョンに則り、カルビーは今後もグローバル人口が持つ優れた人材と共に、新たな成長へと挑戦していくことを決意しています。
人事総務部の部長である種橋直実氏は、語学力と経営能力を兼ね備えた人材の確保が喫緊の課題であると強調しており、学生たちに対し、積極的な応募を呼びかけています。
まとめ
カルビーの「グローバルコース」は、海外での経験を通じて次世代のリーダーを育てる重要な取り組みです。企業成長と社会貢献を同時に実現するためには、国際的な視野を持った人材の育成が欠かせません。この先、さらなる成長と革新を遂げるカルビーに、私たちも目が離せません。