2025年9月から上演される舞台『HINOTORI 火の鳥・山の神篇/海の神篇』は、これまでにない新しい体験を提供します。本作は、空間演出家である小池博史が手がけ、国際共同制作の集大成とも言える壮大な物語が展開されます。2022年に始まった火の鳥プロジェクトの最終章として、ポーランド、マレーシア、ブラジルから集結したアーティストたちと共に、死と再生の象徴としての火の鳥伝説を描き、観客に未来の可能性について考えさせる作品です。
舞台は、演劇、ダンス、美術、音楽が融合し、まるでひとつの生命体のように立ち上がります。7つの異なる言語が交わることで、文化を超えた感動を生み出し、観る者の感覚を揺さぶります。これにより、身体と言葉、神話と現代、死と再生といった普遍的なテーマが提示されます。舞台の設計には、古典芸能と現代アートが融合しており、観客は多様性の美しさを感じることができるでしょう。
この舞台作品では、日本の雅楽や聲明、さらにはジャズ、ラップなどが用いられ、国やジャンルを超えた音楽のモザイクが創り出されています。各国から集まった演奏家たちが、伝統音楽を基盤に新たなアプローチを加え、全く新しい音楽体験を提供するのです。
さらに、本作は現代の問題提起ともなっており、人工地震や権力の暴走、都市の崩壊といったテーマを通して、私たちの生きる意味を問い直します。AIやパンデミックといった現代の課題を越え、未来への希望をもって挑戦する姿勢が、この作品には込められています。
演出家の小池博史は、舞台芸術集団「パパ・タラフマラ」の創設者であり、これまでに多くの国で上演を行ってきた実績があります。彼の作品は、演技、音楽、美術のジャンルを超えた融合によって、観客に深い感動を与えています。また、2023年にはポーランドで「年間ベスト1」にも選出されたことからも、その評価が伺えます。
公演の詳細は、京都のロームシアターと東京のなかのZERO大ホールで行われ、京都公演の初日が2025年9月13日、東京公演が10月11日から14日となっています。チケットは2025年7月21日から販売開始で、特に若い世代にも優しい料金設定がされている点も嬉しいポイントです。さらに、子ども割引や地域住民割引も用意されており、より多くの人々にこの感動を体験してもらいたいとの思いが感じられます。
舞台『HINOTORI』は、私たちにとって“今、観るべき舞台”です。異なる文化が交差する瞬間を、ぜひその目で確かめてください。今後の情報も見逃さず、チケットの購入をお忘れなく。音楽とアートが織り成す奇跡の世界、あなたの参加を心よりお待ちしています。