深蒸しバジルの魅力とは
2025年11月10日、ハウス食品から新しい調味料「深蒸しバジル」が発売されます。これは日本茶の製法を応用した独自のハーブ加工技術で作られたもので、バジルの新しい魅力を引き出しています。
日本茶製法を応用した新調味料
「深蒸しバジル」は、日本茶の製法である「蒸す」「揉む」「乾燥」を活用しており、その結果、従来の乾燥バジルでは味わえなかった色、旨み、香りを実現しました。これらの工程によって生まれたこのバジルは、質感や風味の点で大きな特徴があります。
1. 鮮やかな緑色を保つ
バジルは傷みやすいハーブですが、収穫後すぐに蒸すことで、その美しい色合いを維持しています。これにより目にも嬉しい見た目が実現され、料理に華やかさを加えます。
2. 旨み成分の増加
バジルの葉を揉みながら乾燥させる工程で、昆布に含まれるグルタミン酸や干し椎茸に多いグアニル酸が得られるため、料理により深い味わいを与えることができます。これにより、普段の料理が一層豊かになります。
3. まろやかで香ばしい香り
生バジルの爽やかな香りを持ちつつ、日本茶の香ばしさも加わった独特な風味が特徴です。洋食にも和食にも良く馴染み、ジャンルを超えた料理に活用できるでしょう。
開発の背景
「生バジルのおいしさを長持ちさせるチャンスを持ちたい」という思いから開発がスタートしました。生バジルの香り高さは魅力ですが、長持ちしないという欠点があります。一方、乾燥バジルには保存性の良さがありますが、香りに欠けるという点がありました。
この両者の良いところを取り入れた新たなバジルの開発が検討され、見事に実現したのが「深蒸しバジル」の誕生のストーリーです。
商品内容と販売情報
「深蒸しバジル」は、<クラフト調味料>と<バジルパウダー>の2つの形で展開されます。使用されるバジルの葉は、約50枚分を袋に使用しており、14.4gのクラフト調味料と3.0gのバジルパウダーがセットで販売される予定です。
価格はオープン価格ですが、税別で850円程度の参考小売価格が設定されています。発売はECサイトや一部量販店で行われます。
シンプルにアレンジできる楽しさ
「深蒸しバジル」は、家庭での料理にもぴったりです。特にクラフト調味料は、さまざまな調味料や食材と合わせることで簡単にバリエーション豊かな料理を楽しむことができます。
ちょっと贅沢な晩酌に
特別な晩酌をする際や、ホームパーティーで目を引く料理に使ってみてはいかがでしょうか。東京の老舗グランメゾン「シェ・イノ」の総料理長によるスペシャルレシピも、正式なサイトで公開される予定です。
バジルの生産から販売までの挑戦
ハウス食品グループは、バジルの栽培から加工に至るまで一貫して行うバリューチェーンを構築しています。2025年には、鹿児島県での本格的なバジル栽培に着手し、選ばれた品種を使用して新鮮な状態で加工を行います。
まとめ
「深蒸しバジル」は、新しい風味や使い方を提案してくれる革新的な調味料です。ぜひこの機会に日本茶製法から生まれた新しいバジルを試して、その魅力を感じてみてください。