新潟初の3DアバターAIがものづくりをサポート
新潟県三条市で、3DアバターAI「SHIORI」が登場します!これは、図書館等複合施設「まちやま」で2025年10月4日から始まる実証実験の一環です。このAIは、ユーザーが「つくりたいもの」を入力することで、最適な道具を提案し、ものづくりの一歩をサポートする役割を果たします。
AI「SHIORI」の新たな機能
「SHIORI」は元々、読書を楽しむための本を推薦するAI司書として誕生しましたが、今回は“工具アドバイザー”として、創作活動を促進する新しい体験を提供します。この実証実験を通じて、利用者は自分の想いを形にするために必要な道具を受け取り、実際の創作へとつなげることができます。
具体的な利用の流れ
1.
つくりたいものを入力: 利用者は自分が作りたいもののイメージを入力します。
2.
内容解析: SHIORIがその情報をもとに、適切な道具について解析を行います。
3.
道具の推薦: 「まちやま道具箱」に収蔵された道具の中から、SHIORIが最適なものを提案します。
4.
創作活動へ: ユーザーは提案された道具を使って、実際の製作に取り組むことができます。
このプロセスを通じて、図書館が単なる知識の供給地から、創造的な活動を支援する場所へと進化します。特に「ものづくりのまち」として知られる三条市において、地域の産業や文化に寄与する役割が期待されています。
図書館の新たな役割
従来の図書館は、知識や資料を提供するだけの存在でしたが、これからは個人の創造性を引き出し、サポートする重要な役割が求められています。この取り組みが成功すれば、地域社会の活性化にもつながるでしょう。そうすることで、市民の創造的活動を後押しし、地域の産業や文化と連携した取り組みが進むことが期待されます。
実施概要
- - 期間: 2025年10月4日(土)~10月30日(木)
- - 場所: 新潟県三条市の「まちやま」開発主催の複合施設
- - 主催: ツクール・ド・さんじょう
- - 施設について: 「まちやま」は図書館を中心に、科学教育センターや鍛冶ミュージアムなどを併設する地域の文化体験拠点です。
このように、新潟の「まちやま」で行われる実証実験は、地域の創造活動を支える新しい図書館の形を示すものです。今後も地域企業や文化資源と連携し、AI司書が地域のコミュニケーターとして機能することが目標とされています。図書館を起点に、人々や地域資源がつながる架け橋となることを願っています。