初のツアーファイナルを迎えたsis
日韓合同のオーディション番組『トロット・ガールズ・ジャパン』から誕生した新しい音楽ユニット、sis(シス)が、東京の神田明神ホールで初めてのツアーファイナル公演を行いました。この特別な公演では、プロデューサーのヒャダインが手掛けるデビュー曲「愛のバッテリー」やセカンドシングル「DING DONGください」を含む全19曲を熱唱。観客は彼女たちのパフォーマンスに心を奪われ、会場は歓喜の渦に包まれました。
ユニットの魅力
sisのコンセプトは「世界のヴィンテージソングを歌い継ぐ」としており、ライブは古き良き洋楽ポップスからスタート。心躍るナンバー「サタデー・ナイト」や「ロコ・モーション」は、観客を瞬時に惹きつけます。さらに、キャンディーズやザ・ピーナッツ、ラッツ&スターなど日本の名歌謡曲も披露され、観客の心を掴みました。その美しいハーモニーは、観客の心の琴線に触れ、会場の雰囲気を一層高めていきました。
各メンバーのソロパフォーマンス
ライブ中盤では、各メンバーが選んだ昭和の名曲をソロで披露しました。かのうみゆは松田聖子の「瑠璃色の地球」を情感たっぷりに歌い上げ、あさ陽あいは「オリビアを聴きながら」を、美しいメロディーと共鳴させました。太良理穂子は歌詞の深さを表現した「TAXI」で観客の心を鷲掴みにし、MAKOTO.は夏の思い出を呼び起こす「涙の太陽」を熱唱しました。これらのパフォーマンスは、彼女たちの個性と多彩な才能を際立たせました。
ファンとの一体感
デビュー曲の「愛のバッテリー」は、TikTokで早くも1万件以上のオリジナル動画が投稿され、特にサビのダンスが話題を呼んでいます。この日のライブでも、メンバーがファンにこのダンスをレクチャーする場面があり、観客は一緒に盛り上がって踊り、一体感を楽しんでいました。
メンバーの想い
ツアーを終えたメンバーは、それぞれ感謝の気持ちを語りました。太良理穂子は「緊張はしたけれど、仲間と共に楽しい音楽を追求したい」と話し、かのうみゆは「美味しい食べ物とファンとの思い出を大切にしたい」と表現。あさ陽あいは「各地域のライブでの盛り上がりや空気の違いが印象的だった」と感じ、一方でMAKOTO.は「sisはまだ小さな赤ちゃんだけれど、ファンの愛で大きな花を咲かせたい」と希望を語りました。
韓国からの応援
この日、韓国からも熱心なファンが駆けつけ、韓国語の合いの手や声援が飛び交う中、全18曲の公演は感動的に終焉を迎えました。多国籍の観客が共に楽しむ様子は、国境を超えた音楽の力を証明していました。アンコールでは、9月に行われるリリースイベントと12月に予定されているデビュー1周年記念ライブの開催を発表し、今後の活躍に期待が高まるsis。彼女たちの音楽の旅は、これからも続いていきます。