新感覚ミュージカル「TARRYTOWN」が東京で感動の幕開け！

新感覚オフ・ブロードウェイミュージカル「TARRYTOWN」東京公演がいよいよ開幕！

2023年秋、日本初演を果たしたオフ・ブロードウェイミュージカル「TARRYTOWN」。霧深い「スリーピー・ホロウ」の伝説を題材にしたこの作品は、アダム・ワクターの斬新な脚本と音楽が光ります。初めて東京の舞台に立つということで、出演キャストたちの意気込みや作品への思いを掘り下げていきます。

キャストの魅力を紹介

「TARRYTOWN」には、樋口祥久、高島健一郎、村上貴亮を始めとする豪華キャストが勢揃い。彼らそれぞれが演じるイカボッドを通して、登場人物たちが持つそれぞれの視点や感情が丁寧に描かれています。樋口は「20曲を歌いながら物語を通し、僕自身の大きなチャレンジです」と語り、高島も「自分の居場所を見つけようとするキャラクターに共感する瞬間がきっとあります」と、作品への強い思いを語ります。

水野貴以も「タリータウンの森の中で迷い込むような体験をぜひ劇場で味わってほしい」と熱心にアピール。武田莉奈や田代明からは、三つの異なるチームでの演じ分けをする面白さも伝わってきます。

ディープなストーリー展開

物語は、霧の森の伝説を背景に、イカボッドが音楽の教師としてタリータウンに引っ越してくるところから始まります。彼は校長秘書のカトリーナに迎えられ、カトリーナの夫ブロムとの三角関係が展開していきます。複雑な人間関係の中で、彼らがどのように心の葛藤を解決していくのか、最新の舞台美術とともに楽しむことができます。

「非常に読み応えがあり、カオスの中に美しさが存在する作品です」と山田元が述べたように、本作はただのミュージカルに留まらず、新しい演劇の形を提示しています。

音楽と演出の魅力

音楽の自由さと演劇の奥深さが融合した「TARRYTOWN」では、導入されたピアノとヴィオラの演奏が、感情を引き立てる要素として機能しています。観客はそれぞれのキャラクターに感情移入しながら、ストーリーに引き込まれていきます。

公演は、2025年3月30日まで浅草九劇で行われ、アフタートークの機会も設けられ、演出家やキャストとのディスカッションも楽しめます。これにより、観客は作品をより深く理解し、自分自身の価値観をも考える機会が得られるでしょう。