浮世絵復刻シリーズ第4弾発表
江戸時代の伝統文化に再注目が集まる中、株式会社版三から待望の浮世絵復刻シリーズ第四弾が登場します。多くの人々を魅了している浮世絵の世界を、職人の手によって丁寧に再現された名作を通じて楽しむことができる貴重な機会です。
浮世絵への関心が高まる理由
最近、NHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」の影響で、浮世絵に対する関心が高まっています。特に版三の坂井英治代表が登場したNHKの情報番組で、「令和の蔦重」として紹介されたことで、その美しさと伝統技術が改めて注目を浴びているのです。版三が手掛ける復刻版浮世絵は、彫りと摺りの技術が活かされており、世界に誇る浮世絵の魅力を余すところなく楽しめる作品となっています。
復刻シリーズのラインナップ
この度発表された第四弾には、以下の名作が含まれています。毎回人気を博している復刻シリーズですが、今回も注目の作品が目白押しです。
- - 葛飾北斎『富嶽三十六景』:新たに3点が追加
- - 歌川広重『東海道五拾三次』:旅情あふれる2点が追加
- - 歌川広重『名所江戸百景』:江戸の風情を描いた1点が追加
- - 東洲斎写楽「役者絵」:写楽独特の魅力が光る新作1点が追加
これらの作品はすべて純手彫り、純手摺りによって作成されており、江戸時代の手法に則った制作過程を経ています。
北斎の不朽の名作『富嶽三十六景』
葛飾北斎は、1831〜34年にかけて発表した『富嶽三十六景』が有名で、富士山を様々な角度や表情で捉えた全46図から成る作品集です。その中には、比較的奇抜な構図や色合いも含まれ、多くの人々に親しまれています。最近では、新千円札やパスポートに採用されたことで、さらにその名が広まりました。浮世絵ファンはもちろん、一般の人々にとっても、その魅力を再発見することのできる作品です。
江戸時代の伝統技術を再現
今回の復刻版は、北斎の『富嶽三十六景』を含む計7点が、江戸伝来の技術に基づいた純手彫り・純手摺りで制作されています。この工程を受け継ぐ職人たちは、文化財保護法に基づき認定された専門技術者であり、作品は当時の風情をそのまま再現しています。これにより、浮世絵の美しさと深い歴史を私たちの目の前にもたらします。
購入方法と詳細
新作の発売は2025年5月9日(金)から、版三の公式オンラインショップ「浮世絵工房」で開始される予定です。価格は、復刻浮世絵木版画が19,800円(税込)、専用額付きは36,300円(税込)で購入可能です。
さらに、復刻小型浮世絵木版画も9,900円(税込)で購入することができ、こちらも専用額付きで用意されています。和紙には国の重要無形文化財に認定されている越前生漉奉書を使用しており、品質も非常に高いです。
まとめ
江戸時代の職人技が詰まった浮世絵復刻版を通じて、日本の文化や歴史に触れる貴重な体験をしてみませんか?この機会に、ぜひ浮世絵の魅力を感じてみてください。新しい作品とともに、当時の日本の風情を感じる旅に出かけることができるでしょう。