日本発・チーズの歴史を探る『チーズの世界史』が2月26日発売

チーズの歴史を理解する新しい試み

2025年2月26日、株式会社河出書房新社から発表されるKAWADE夢新書『チーズの世界史』が、私たちにチーズがどのように世界中で人々に愛されるようになったのか、その背景を教えてくれます。著者の木榑博氏は、チーズの専門家としての視点から、チーズと人類の歴史的なつながりを深く掘り下げています。

チーズの豊かな世界とは

チーズはその風味や食感、色合いにおいて多様性に富んでおり、現在では日本でも様々なチーズが手軽に楽しめるようになっています。カマンベールやゴーダ、そしてゴルゴンゾーラといったチーズ一つ一つが持つ背景には、独特の文化とその土地の歴史があります。具体的なトピックとしては、シュメール人がチーズを神聖視した理由や、修道院が中世ヨーロッパにおけるチーズ生産の中心であったこと、ナポレオン戦争がフランスのチーズ文化とどう関連するのか、といった内容が紹介されています。これらのトピックから、チーズが単なる食材ではなく、国や地域の歴史と深く結びついていることが分かります。

日本のチーズ文化の成り立ち

日本におけるチーズの歴史は比較的浅いですが、急速に発展し、今では世界的にも評価されるチーズを生産できるようになりました。この進化の背景には、外国からの文化や技術の導入、各地域での独自の試みがあるといわれています。本書ではそのプロセスを詳細に解説し、日本が「チーズ大国」としての地位を築く過程を紐解いていきます。

教養本としての位置づけ

『チーズの世界史』は、ただのチーズに関する知識を提供するだけでなく、歴史や文化と深く結びついた食の教養を広めてくれる資料となっています。歴史的な事件や民族の移動が、どのようにチーズの生産や消費に影響を与えてきたのかを知ることで、私たちの食の選択に新たな視点をもたらしてくれるでしょう。

木榑博氏は、料理や食材の背後にあるストーリーを探ることで、新たな食体験への扉を開いてくれる作家です。この本を手に取ることで、様々なチーズを試したくなり、その風味や背景を楽しむ食文化の豊かさを実感できることでしょう。

発売日と概要

『チーズの世界史』は2025年2月26日に全国の書店で順次発売予定です。チーズプロフェッショナル協会から推薦されており、学びながら楽しめる一冊となっています。この機会にぜひ、チーズの深い世界に触れてみてください。日本と世界のチーズを通じて、今まで知らなかった食の歴史に出会えることでしょう。

是非、手に取って、自分自身のお気に入りのチーズに出会う旅に出かけてみてはいかがでしょうか。