入間市の手揉狭山茶が20年連続日本一の快挙を達成！その背後にある努力の物語

入間市の手揉狭山茶が20年連続日本一の快挙を達成！

2023年10月22日、埼玉県入間市において、手揉狭山茶保存会が第33回全国手もみ茶品評会で20年連続25回目の日本一を獲得するという、歴史的な偉業を達成しました。この成果は、会長の平塚尚吾氏をはじめ、多くの会員の努力と地域の支援によって実現したものです。特に京都や静岡など、有名な茶の産地と競い合う中での成功は、入間市の狭山茶の美味しさと技術の高さを示しています。

20年の歩みとその結果

平塚会長は、「この成功は杉島市長を含む行政の反響と会員間での切磋琢磨の結果です」と語り、自身の技術と知識を高めるための不断の努力が実を結んだと強調しました。保存会は地域の特産品である狭山茶を全国に広めるべく、品質向上に取り組むだけでなく、地域文化の継承にも注力しているのです。

加えて、個人部門で受賞した間野隆司氏は過去に二度の受賞経験を持ち、今回の試みが最も良い結果をもたらしたと振り返りました。特に、「今年は天皇陛下ともお会いでき、このお茶の真価を感じました」と語る間野氏の言葉からは、自身の作品への誇りと、入間市の狭山茶に寄せる熱い想いが感じられます。

関西万博での発信

入間市手揉狭山茶はただ品評会での受賞にとどまらず、地域の茶文化を発信するために積極的な普及活動を行っています。特に、先月開催された大阪・関西万博での実演披露は大きな注目を集めました。平塚会長は、「入間市が狭山茶の産地であることを広めるためには非常に重要な機会です」と述べ、参加者に技術の高さを知ってもらえたことに喜びを表しました。

市長からの称賛

大阪の万博前日に入った日本一の速報について、入間市長の杉島理一郎氏は深い感謝の意を表明しました。「平塚会長や保存会の皆様の努力に心から感謝しています。この日本一という成果は、入間市の誇りです」と称賛の言葉を贈り、来年の市制60周年には狭山茶のさらなる推進を進める考えを示しました。

未来に向けての展望

間野氏は、今後も若い世代への協力や狭山茶の品質向上に努める意向を表明しており、平塚会長も「この伝統的な技術を広め、次世代に引き継いでいく」という意志を強調しました。

入間市手揉狭山茶保存会は、今後も20年連続という前人未到の記録をさらに延ばし、狭山茶の伝統と品質の維持・向上に努力する意向を示しています。