ベネッセパレット、新ブランドメッセージ「食べるは、ちから。」を発表
株式会社ベネッセスタイルケアグループの傘下にあるベネッセパレットは、介護食事業における新たなブランドメッセージを発表しました。そのメッセージ「食べるは、ちから。」は、食事を通じて人々の活力を引き出すことを目指しています。また、新たに公開された「パレットデリ」ウェブサイトでは、同社が独自に開発した「こだわりの五ツ星製法」による介護食を紹介しています。
介護食の新たな提案
ベネッセパレットは、2013年に設立以来、年齢を重ねることで噛む力や飲み込む力が弱まった方々が、安全で美味しい食事を楽しめるように、特に「食べやすさ」と「美味しさ」に重点を置いて商品を提供してきました。高齢化が進む日本において、介護業界には人手不足が深刻化しており、2026年には約25万人、2040年には約57万人の介護人材が不足すると予測されています。そのため、同社は介護施設への介護食の供給を通じて、全体の食事の質を向上させる取り組みを行っています。
年間約390万食を提供している実績をもとに、人手不足に直面している福祉、医療事業者に向けて、完全調理済みの介護食をギリギリまで効果的に提供し続けています。特に「食べるは、ちから。」という新しいブランドメッセージは、利用者や職員が食事を通じて得られる満足感や健康を第一に考えられたものです。
パレットデリの特徴
新たにリリースされた『パレットデリ』は、素材本来の味、彩り、香りを重視し、「こだわりの五ツ星製法」で製造されています。この製法の特徴には以下のようなものがあります:
手間と時間をかけることで、味わいや美味しさを徹底的に追求。
食材の比率は約7割に配分し、最小限の加水量で本来の栄養を摂取できます。
包装した袋ごと加熱殺菌し、急速冷凍を行います。
食材本来の美しさと香りを大切にした製品作り。
高性能ミキサーを使用し、繊維質の食材もきれいに加工しています。
このような特長から、現場の負担を軽減しながらも、高い食事満足度を実現しています。ウェブサイトでは、これらのニーズに応じた改善事例も紹介しています。
食事・介護現場の負担を軽減する取り組み
ベネッセパレットでは、介護食の導入に伴う厨房業務改善に関してのセミナーも開催しています。これにより、介護スタッフや調理をする人々がどのように効率的に業務を行えるかを学ぶ機会を提供しています。セミナーはオンラインや現地で行われ、形態食の利用方法、厨房運営の改革ノウハウを伝授します。
今後の展開
今後、ベネッセパレットは「食べる人・つくる人・支える人」全ての力となる介護食を提供し続け、より良い社会の実現に寄与することを目指します。
企業情報
ベネッセパレットは、東京都新宿区に本社を置き、有料老人ホームの運営を行う企業グループのひとつです。介護食事業を通じて、もっと良い食事の提供と高齢者が地域で自分らしく生き続けるための支援に努めています。詳しい情報は公式ウェブサイトで確認できます。