ごまの未来を考える!
香川県小豆島で168年間にわたりごま油を作ってきた「かどや製油」が、『ごまのみらい小豆島プロジェクト』を通じて地域活性化に取り組んでいます。2026年9月8日には土庄町の小学3年生67名を対象に、ごまに関する体験学習と工場見学が行われました。このプロジェクトは、地域の生産者との連携を深めることを目的としており、子どもたちに食育および産業教育の一環としてごま栽培を体験させています。
プロジェクト概要
かどや製油は、地元の生産者たちと共に「ごまでつながる持続可能な島」を目指し、2024年から始まったこのプロジェクトを推進しています。土庄町の小学生たちは、ごまの栽培や収穫体験を通じて地域産業への理解を深める活動を既に数回行ってきました。
フィールドワークの様子
今回、児童たちは旧四海小学校を使い、収穫したごまの実を取り出す作業を体験しました。乾燥したごまの束を扱い、子どもたちはその工程に興味津々で取り組みました。地産地消推進協議会の会長、前田氏は「ごまを収穫した後、来年の学校給食に使われる予定です。」と挨拶をし、児童たちも元気に反応しました。また、小豆農業改良普及センターの美馬氏からは「金ごま」という品種について説明がありました。
児童たちは、具体的な作業を3つの工程を通じて体験。「乾燥ごまのたたき作業」「ふるい作業」「唐箕(とうみ)作業」を行いながら、それぞれの工程がどのように行われるのかを学びました。彼らは驚きの声をあげ、「一粒のごまができるまでの過程が分かって面白かった」との感想も寄せました。こうした活動は、食への感謝や自然の恵みを肌で感じる貴重な体験となりました。
新たな学びの時間
フィールドワークの後、児童たちはかどやの小豆島工場を訪れて、もっと深くごま油の歴史や製造工程について学びました。この時間では、新たに発売されたごま油『ISOLETTA』の特別授業が行われ、実際にごま油の香りや味を比べるテイスティングを体験しました。この体験を通じて、製法によって風味が異なることを理解し、ごまの新たな可能性を知ることができました。
また、小豆島の名産品である「手延素麺」におけるごま油の役割やその歴史についても学び、地域の食文化や産業の結びつきを深く感じることができました。
今後の展望
『ごまのみらい小豆島プロジェクト』は、2027年1月に子どもたちが収穫したごまを使用した給食を提供予定です。地域の生産活動を通じて、遊休地の活用や過疎化問題の解決に向けて取り組みを続けていきます。このような活動は、地域全体を活性化し、未来へとつながる希望のあるプロジェクトとして注目されているのです。
小豆島での貴重な体験を通じて、子どもたちが自身の時間を超えて地域社会へ貢献する方法を学び、次世代に繋げていく姿勢こそが、未来を切り拓く力となるのです。