LVMHジャパン、渋谷の中学校で次世代育成プログラム『Excellent!』を初開催！

LVMHジャパンが渋谷で育成プログラムを実施

2023年11月21日、LVMHジャパンが渋谷区立広尾中学校と松濤中学校で、「Excellent!」プログラムを行いました。これは日本初の取り組みであり、次世代育成を目指した職業訓練プログラムです。フランスやイタリアに続き、このプログラムが日本で実施されたことは、教育の新たな扉を開くものと言えるでしょう。

このプログラムには、ベルルッティ、ディオール、ゲラン、ロエベ、ロロ・ピアーナ、ルイ･ヴィトン、パルファン・クリスチャン・ディオール、ティファニーの8つのメゾンが参加。対象は中学2年生の132名で、体験型ワークショップを通じてものづくりの楽しさと創造性を伝えました。

教育の新しい形

「Excellent!」プログラムは、新たな職種やクリエイティブな職業を知る機会を提供することを目的としています。中学生たちは、実際にメイクアップアーティスト、職人、スタイリストなどに必要なスキルを体験し、対人コミュニケーションやホスピタリティの重要性を学びます。これにより、彼らの創造力や問題解決能力が引き出され、将来に向けた選択肢を広げる手助けをするのです。

渋谷区では2024年度より、「つくろう。ちがいを活かし合える、未来の学校。」という教育方針のもとで、すべての区立小中学校に「シブヤ未来科」が導入されます。これにより、地域や企業と連携した探究学習が広がり、子どもたちが主体的に課題解決に向けて学ぶ環境が整います。今回の「Excellent!」プログラムもその一環として位置づけられています。

各メゾンのワークショップ

当日、参加したメゾンはそれぞれ異なるテーマを持ち、体験型ワークショップを実施しました。例えば、ベルルッティでは、自らの個性を表現するための革のパティーヌを体験。ディオールは、ギフトの芸術を学ぶことで、クリスチャン・ディオールの哲学に触れる機会を提供しました。ゲランは、フレグランスを通じて環境保護の重要性を学び、ロエベは、職人によるレザークラフト体験を通じてクラフツマンシップを感じさせました。さらに、ルイ･ヴィトンでは、リペアとパーソナライゼーションを通じて長く使うことの意義を伝え、パルファン・クリスチャン・ディオールは美容知識を習得する機会を提供し、ティファニーは手彫りの技術を体験させることができました。

こうしたワークショップを通じて、生徒たちは職人技に触れ、製品がどのように作られるのか、どれほどの情熱が込められているのかを実感。多くの生徒は、この経験が将来のキャリア選択に影響を与えると感じたようです。

期待される未来

LVMHジャパンのノルベール・ルレ社長は、プログラムの意義について「ものづくりの喜びを学び、人とのつながりの価値を感じてもらいたい」と述べています。また、渋谷区の学校長たちも、この取り組みが生徒たちの将来に新たな視点をもたらすと期待していることを強調しています。

生徒たちは、手を動かして創造することの楽しさを学び、実際の職人との対話を通じて、より深い理解を得る機会となりました。今回のプログラムは、彼らの好奇心や創造力を更に高める大きな一歩となることでしょう。日本における次世代の育成に向け、LVMHグループの取り組みは今後も注目を集めそうです。

「Excellent!」プログラムの詳細は、LVMHジャパンの公式サイトでも紹介されています。興味のある方はぜひこちらをチェックしてください。 LVMH公式サイト