陶庫の未来挑戦
2025-03-17 16:36:02

伝統を未来へつなぐ陶器ギャラリー陶庫の挑戦

陶器ギャラリー陶庫が未来を見据えた取り組み



栃木県益子町にある陶器ギャラリー陶庫は、今年で創業50周年を迎えました。1974年にオープンして以来、益子焼を中心に多くの工芸作品を展示・販売してきたこのギャラリーが、日本の伝統に未来を見据えた重要なプロジェクトを開始しました。それは、築約100年の木造建築の屋根修繕を目的としたクラウドファンディングです。

名門陶器ギャラリー、陶庫とは



陶庫は、創業以来、益子焼の魅力を広め、多くの作家の作品を世に送り出しています。これまでに1000回以上の展覧会を開催し、約40名の工芸作家の作品を取り扱うなど、地域の文化を担う存在となっています。また、金継ぎ体験や作家トークイベントなど、多彩なワークショップを通じて来場者と交流し、陶器の魅力を深める機会を提供しています。

陶庫が抱える課題



しかし、近年、益子焼業界は市場規模が大きく縮小しており、後継者不足の問題も深刻です。1998年には約95億円の市場規模を誇りましたが、2022年にはその数字が約15億円にまで減少しました。この厳しい中、陶庫は作り手の表現を大切にし、何とか訪れる人々に益子焼の魅力を体験してもらう場を維持してきました。

ただ、約100年にわたる木造建築は、今や老朽化が進み、屋根や庇の修繕が急務となっています。これまでも細やかな修繕を続けてきた陶庫ですが、今後の維持のためには新たな資金調達が必要です。

クラウドファンディング概要



このプロジェクトは、屋根修繕や庇の修繕を目的としたもので、支援は2025年3月17日から5月15日まで集められます。目標金額は500万円、最終的な目標金額は1100万円です。支援プラットフォームには、READYFORが利用されます。

こちらのリンクからプロジェクトページをご覧いただけます。

未来への取り組み



陶庫が目指しているのは、単なる建物の修繕にとどまらず、「文化を未来へつなぐ」ことです。このプロジェクトはコミュニティ全体で益子の文化をいかに活用・発展させていけるかを共に考えるものです。次の50年に向けて、皆で支え合いながら地域や日本の伝統工芸を少しでも持続可能にしていければと願っています。

代表取締役からのメッセージ



代表取締役の塚本倫行氏は、「陶庫は創業以来、地域の皆様や作り手のおかげでここまで続いてきました。私たちだけでなく、皆様と共に未来の陶庫を築いていきたいと思います」と力強く語ります。また、専務取締役の塚本慈氏も、地域文化の大切さを再認識し「この場所を守り続けるためには、皆様のお力をお借りしたい」と呼びかけています。

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私たちの目指す次の50年を共に築くために、この挑戦にぜひ参加して、未来の陶庫の一部になってみませんか?皆様の温かいサポートをお待ちしています。


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