京都発!新しい和傘「ミャクミャクくん」の魅力
2025年に開催される大阪・関西万博に先駆けて、老舗京和傘屋の日吉屋から新たな商品「EXPO2025 Vinyl WAGASA ミャクミャク」が登場しました。この製品は、京都の伝統技術と現代のデザインが見事に融合した作品として、多くの注目を集めています。
ミャクミャクくんとは?
「ミャクミャクくん」は、大阪・関西万博の公式キャラクターとしても知られており、そのユニークで親しみやすいデザインが特徴です。今回、日吉屋はこのキャラクターをモチーフにした和傘を製作し、京都ならではの職人技術を駆使して仕上げました。カラーは鮮やかで、見ているだけで気分が明るくなる作品です。
和傘の伝統技術
和傘の製作過程は、約500年の歴史を持つ日本の伝統工芸です。竹を一本一本つなぎ合わせる「下事(したご)」という作業から始まります。この手法は安土桃山時代から受け継がれており、現代の和傘でも継承されています。
「EXPO2025 Vinyl WAGASA ミャクミャク」では、キャラクターのはつらつとした魅力と、和傘の優雅な構造とを見事に融合させるため、職人たちは試行錯誤を重ねました。その結果、伝統とポップカルチャーが見事に調和した、まったく新しい“和のアート”が誕生しました。
商品概要
「EXPO2025 Vinyl WAGASA ミャクミャク」の価格は115,500円(税込)。素材には、伝統的な和傘と同じく竹を使いながらも、汚れに強いビニールを採用しています。そのため、雨の日でも安心して使用でき、内側の和紙は竹の色合いにマッチした上品な仕上がりとなっています。サイズはφ1,130mm×H750mm、重さは約670gです。
体験プログラムのご案内
日吉屋では、万博の開催に伴い、観光ポータルサイト「Expo 2025 Official Experiential Travel Guides」上で京和傘の制作体験を提供しています。mini和傘の制作体験や、完成品に絵付けや貼り絵を行うコラージュ体験など、多彩なプランが揃っています。これにより、来場者は自らの手で和傘を作る楽しさを体験し、その技術と伝統を直に感じることができます。
日吉屋の果たす役割
日吉屋は江戸時代後期から続く伝統的な京和傘の製造元であり、160年以上の歴史があります。しかし、和傘の需要が減少する中、一時は廃業の危機に直面しました。それを打開したのが、代表の西堀耕太郎氏です。彼は、伝統を守りながらも革新を続け、現代の市場へアプローチしています。
日吉屋の理念は「伝統は革新の連続 - Tradition is Continuing Innovation」。この精神のもと、和傘を使用した新たなインテリア商品や海外展開にも取り組み、伝統工芸の価値を引き出しています。
終わりに
「EXPO2025 Vinyl WAGASA ミャクミャク」は、ただの雨傘ではなく、日本の伝統工芸の新しい形として、多くの人々に感動を与えてくれることでしょう。万博の訪問ついでに、ぜひこの美しい和傘と触れ合ってみてはいかがでしょうか。同時に、日吉屋が提供する体験プログラムで、さらなる日本の文化を感じることができるはずです。皆様のご来店を心よりお待ち申し上げています。