映画『ボサノヴァ〜撃たれたピアニスト』2025年4月公開決定!
2025年4月11日(金)、映画『ボサノヴァ〜撃たれたピアニスト』が公開されることが発表されました。本作はアカデミー賞®外国語映画賞を受賞した『ベルエポック』のフェルナンド・トルエバ監督とハビエル・マリスカルが共同監督を務める意欲作です。これは、ブラジリアン音楽への深い愛情を描くラブレターとも言える作品です。
作品の背景と意味
本作は、キューバ革命前後のニューヨークを舞台にした悲恋を描いたアニメーション映画『チコとリタ』から13年が経過した後、再びトルエバ監督とマリスカルがタッグを組んだ映画です。リオデジャネイロを舞台にし、ブラジル音楽の歴史的背景を浮き彫りにします。音楽ファンや歴史好きに限らず、多様な視点を持つ観客に深く響く内容となるでしょう。2025年は日本とブラジルの修好130周年という節目の年でもあり、特別な意味を持っています。
予告編とポスタービジュアル
特報では、現代のニューヨークから始まり、音楽ジャーナリストが60年代の音楽に耳を傾ける姿が描かれます。彼が追い求めるのは、ボサノヴァの立役者であるテノーリオ・ジュニオル。その後、ジャーナリストはリオデジャネイロへと旅することになります。リオでの華やかな文化、コパカバーナやカーニバルの華やかさが際立ち、ボサノヴァの真実を追うジャーナリストの冒険が描かれています。
また、公式ポスターは、トルエバ監督が敬愛する映画『ピアニストを撃て』へのオマージュとして制作され、テノーリオ・ジュニオルがピアノに向かうシーンが印象的に描かれています。このビジュアルは、ラテン特有の明るい色彩とともに、作品の持つ躍動感を表現しています。
声の出演と音楽
本作には、実力派俳優でありジャズピアニストでもあるジェフ・ゴールドブラムが声の出演を務めます。彼の魅力的な低音ボイスが物語に深みを与える事は間違いありません。また、ボサノヴァに欠かせない名曲が際立つ瞬間も必見。『CHEGA DE SAUDADE(想いあふれて)』や『So Danço Samba(ソ・ダンソ・サンバ)』など、耳に残る楽曲が映画内で響き渡ります。
映画から受け取るメッセージ
本作は、ブラジル音楽の偉大さを称え、愛し続ける音楽の力を感じさせてくれる作品です。音楽だけでなく、歴史や文化について深く考えさせられる内容でもあります。興味深い物語を追求し続けるジャーナリストの冒険が、音楽ファンやアートファンにとって新たな発見をもたらすことでしょう。
ぜひ、2025年の公開を楽しみに、音楽の世界に浸りましょう。映画『ボサノヴァ〜撃たれたピアニスト』は、ヒューマントラストシネマ渋谷やkino cinéma新宿ほかで全国順次公開予定です。公式サイトやSNSでも最新情報をチェックしてみてください。