花王「ロリエ」、アジア9カ国で新たなブランドコミュニケーションを展開
花王株式会社は、2023年3月8日の国際女性デーをスタートとして、アジアにおける生理用品ブランド「ロリエ」の新しいブランドコミュニケーションを発表しました。この取り組みは、アジア全9か国で「Comfort, Made Together ~生理をもっと過ごしやすく~」というメッセージのもと、女性が心地よく生理を過ごせる環境を整えることを目的としています。
ロリエの進化:グローバルな視点での運営統一
「ロリエ」は、花王のアジアコンシューマーケア事業の中核を担うブランドとして、2023年より国際的な運営の強化に取り組んでいます。これにより、商品の仕様や生産拠点の統一が進められ、効率的な資産運用を実現しています。さらに、各地域のブランドの解釈や世界観を統一することを目指し、グローバル共通のブランドガイドラインを改訂しました。これを通じて、地域に根付いたメッセージを発信しつつ、ブランド力の強化に注力しています。
女性たちの声を反映したブランド戦略
「ロリエ」は、アジアの9つの国・地域において15~44歳の女性を対象に生理に関する意識調査を実施しました。その調査結果からは、生理中の不調や悩みを抱えた女性が多く存在し、日常生活において快適さが損なわれていると感じていることが明らかになりました。これらの調査結果を踏まえ、「ロリエ」は生理に関する理解を深めることを目指す新たな取り組みを強化しています。
具体的な取り組み内容
新たなブランドコミュニケーションの具体的な取り組み内容には、次のような項目が含まれます:
- - アジア共通のキービジュアルとメッセージを展開すること。
- - 各国で「ロリエ」のメッセージが伝わるアンセムフィルムを制作・公開すること。
- - ロリエ専用のグローバル特設ページの開設。これにより、ユーザーが商品の情報や生理に関する知識を得やすくなります。
このように、ロリエのアプローチは地域を問わず女性に寄り添ったものとなります。周囲の理解を得ることで、生理中の快適さを高めることができると考えています。
年間を通じた社会的取り組み
「ロリエ」は、日本においては職場や学校にナプキンを備品として備えるプロジェクトを展開しています。また、インドネシアでは、女性が抱える生理の悩みを専門家に相談できる「Dr. Laurier」というサービスを提供中です。さらに、アジア全域で初経教育を実施しており、一人ひとりに正しい知識を伝える取り組みを通じて、単なる生理用品を超えた、女性の生活を支えるブランドであり続けることを目指しています。
今後の展望
グローバルコンシューマーケア部門のハイジーンリビングケア事業部門に所属するサニタリー事業部長の宮下和也氏は、「ロリエ」が地域を超えて一人ひとりの声に耳を傾け、ブランドの想いや価値を共通のものとして伝えていくことを重視しています。生理にまつわる問題を個人の課題に留めず、社会全体で理解を促進する取り組みを強化し、女性が安心して生活できる環境を育むことを目指しています。これにより、ロリエは持続可能な成長を遂げつつ、より自分らしく生きられる社会の実現に寄与していくことでしょう。
花王の「ロリエ」が掲げるこの新しいビジョンは、女性の生理というトピックを新たな視点から見つめ、社会全体で支え合う意識を広める大きな一歩と言えそうです。