プチバトーの洋服が新しい形に！リサイクルスケッチブックの魅力

プチバトーの新たな挑戦！リサイクルスケッチブックの誕生

フランスの国民的ブランド、プチバトーが新たに発表したトピックが注目を集めています。それは、着られなくなった洋服をスケッチブックにリサイクルするプロジェクト『#プチバトン』です。この取り組みは、持続可能な社会を目指すブランドの姿勢を反映したもので、2025年から全国のプチバトー店舗およびオンラインブティックで購入可能になります。

『#プチバトン』とは何か？

『#プチバトン』は、顧客から回収した使用されなくなったプチバトーの洋服を、次のオーナーに繋げるための取り組みです。消費と廃棄のサイクルから脱却し、皆でサステナブルな未来を描くことを目的としています。創造されたスケッチブックは、回収された洋服を元に、デザインやアイデアを自由に表現する手段として機能します。

この活動は2021年9月に始まり、すでに12の店舗で洋服を回収しています。再販可能なアイテムは、吉祥寺店で販売されており、より多くの人々がリサイクルの価値を体験できるようになっています。

プロジェクトの背景と製作過程

プチバトーは、高陽美術株式会社との協力で、着られなくなった洋服を粉砕し、新たに紙原料として生まれ変わらせる試みをしています。このリサイクルのプロセスには、富士共和製紙株式会社の協力もあり、390kgの衣類がリサイクルされ、スケッチブックとして再生されました。

スケッチブックには3種類あり、それぞれ2,000冊の限定生産。合計で6,000冊が製造され、含まれているリサイクルアイテムは約13%に及びます。これにより、ただの紙ではなく、想いの詰まったアイテムとして新たな命を得ることができました。

なぜスケッチブック？プチバトーの思い

プチバトーがスケッチブックという形を選んだのは、子どもたちの表現の自由を大切にしたいという願いからです。デジタルが普及する現代だからこそ、手を動かし紙に触れ、アイデアを自由に描ける場を提供することが重要だと考えています。これにより、使用する子どもたちが自らの想像力を形にする手助けができるのです。

誰かの生活を彩っていた洋服が、今度は子どもたちの手によって再び新しい物語を紡ぐための道具となります。リサイクルの大切さを感じながら、家族や友人と共に楽しむことができるアイテムとして、多世代に渡って愛用されることが期待されています。