万年筆『畷』
2025-11-05 12:42:31

伝統美と機能美が融合した万年筆『畷』が登場!

美の極み、万年筆『伝統漆芸 畷』の魅力



セーラー万年筆が2025年11月15日に発表する最新作『伝統漆芸 畷 万年筆 黒銀箔』が期待を集めています。この万年筆は、伝統的な漆工芸と現代的なデザインが見事に融合した一品です。特に目を引くのは、蓋に施された筋状の成形技術。一見シンプルなデザインですが、その背後には深い意味と巧妙な技法が隠されています。

由来とその特長



「畷(なわて)」は、田と田の間にあるあぜ道や、まっすぐな長い道を指します。この名前は、万年筆の蓋に施された筋状成形にインスパイアされて名付けられました。この形状は、機能美を表現しており、指がかりを良くし、開け閉めをスムーズにするために考え抜かれています。

黒銀箔の神秘



本製品の最大の魅力の一つ、黒銀箔は、純度99.99%の銀箔を使用しています。一般的なシルバー製品が持つ銀色が登場するのではなく、「硫化」によって黒に近い色調へと変化します。このプロセスによって生まれる自然のまだら模様は、希少でありながら魅力的な表情を持っています。この万年筆には、光の加減によって変わる黒のグラデーションが楽しめる2種類の仕上げがあります。一つは『惺(せい)-sei-』で、つやありの仕上げが特徴。もう一つは『影(えい)-ei-』で、つやなしが上品な雰囲気を醸し出します。どちらのバージョンも、漆と黒銀箔によって、単調ではない奥深い陰影を描き出し、まるで夜空のような美しさです。

会津塗の歴史



この万年筆は、会津地方に根付いた江戸時代からの伝統技法「会津塗」で作られています。福島県の特有の湿潤気候は、漆を扱うのに最適な環境を提供しています。会津塗には、縁起のいい意匠や多彩な加飾が施されていることが特徴です。その始まりは1590年にさかのぼり、蒲生氏郷が会津に入封した際に発展が始まりました。それ以来、漆の製造と装飾において地域産業が盛り上がり、多くの革新も行われてきました。

機能性に優れたデザイン



万年筆のデザインを手がけたのは、ここ会津若松に三代続く漆工房「漆工よしだ」の吉田徹氏です。万年筆に合う形と機能を考えられ、蓋には縦長に伸びた筋が施されています。これにより、指のフィット感が良く、持ちやすさや安定感が増しています。このように、実用性と美しさを兼ね備えたアイテムに仕上げられています。

お求めやすい価格と内容



『伝統漆芸 畷 万年筆 黒銀箔』は、209,000円(税別190,000円)で販売される予定で、品質に見合った価値を提供しています。セット内容は、万年筆本体に加え、オリジナルの桐箱、クリーニングクロス、カートリッジインクなどが含まれ、手にした時の特別な感覚が楽しめます。

結論



機能美と伝統工芸の融合が魅力の万年筆『伝統漆芸 畷 万年筆 黒銀箔』。その優雅なデザインと機能性は、一度手に取ると手放せなくなるものです。これからの発表が待ち遠しい一品です。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

関連リンク

サードペディア百科事典: セーラー万年筆 万年筆 伝統漆芸

トピックス(ファッション)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。