自宅で安心!『おりものシート』を活用した新しい検査法の実現
女性の健康を守るための新たな取り組みとして、小林製薬と株式会社LDHD(ルナドクターHD)が共同で、おりものシートを使用した細菌性腟症(BV)検査法を開発しました。この発表は『日本性感染症学会 第38回学術大会』で行われ、自宅で簡単に利用できるスクリーニング検査が注目を集めています。
研究の背景と重要性
近年、多くの女性が体調や健康についての不安を抱えています。調査によると、約30%の女性が“おりもの”の量や匂いに悩んでいる一方で、婦人科の受診率は20%にとどまっています。特に、腟内のサンプルを採取する際に使用するスワブ法に対して、抵抗感を示す女性が49%もいることが明らかになりました。そこで、日常的に使用するおりものシートが新しい検査手法として期待されています。
研究内容の詳細
本研究の進め方にはいくつかのポイントがあります。まず、ニュージェントスコア法を応用することで、細菌性腟症の客観的な評価を行なっています。この手法は、通常は腟スワブを用いて検体を採取しますが、今回はおりものシートを使って同様の評価を行っています。これにより、スワブ法とシート法の一致率を向上させることを目指しています。
臨床試験では、被験者16名を対象に医師が採取したスワブ検体と、被験者によるシートを着用した際の検体を比較しました。その結果、健常群やBV群との間で約70%の一致率が確認されました。さらに、着用当日のシートと郵送した後のシートの検体間でも高い一致率が示されました。
また、菌叢解析も実施され、スワブ検体とおりものシート検体の比較が行われました。シートには皮膚常在菌が付着していましたが、検査対象菌の有無については同傾向であることが確認されました。
未来に向けて
本研究によって、おりものシートを用いた郵送検査が有用であることが示されました。この新しい検査手法は、女性が自宅で手軽に健康管理を行える道を切り開きます。今後はさらに精度の向上と実用性の検証を進め、より多くの女性が安心して利用できる環境を作っていくことが期待されています。
最後に
小林製薬の『サラサーティ』は、長年にわたり女性の健康を支えるブランドとして、これからも新しい市場を創出し続けます。ルナドクターHDは、ヘルステック企業として女性がより健康に過ごせるための医療システムを提供していくことで、献身的なサポートを行っています。
この新しい取り組みが、多くの女性にとって健康を維持するための手助けとなることを願っています。