キッコーマンがCDPで最高評価を獲得
キッコーマングループは、国際的なNGOであるCDP(Carbon Disclosure Project)によって、気候変動と水セキュリティの分野でそれぞれ最高評価の「Aリスト」に選定されました。この度の選定は氷山の一角で、特に気候変動の分野では初めての選出となり、水セキュリティでは3年連続6回目の選出です。
環境活動への取り組み
キッコーマンは「おいしい記憶をつくりたい。」というブランドスローガンの下、自然との調和を重視した事業活動を実現しています。「おいしい記憶は豊かな自然から」をモットーに、全社を挙げて環境保全体制を整えてきました。このような取り組みが評価されてのAリスト選定なのです。
持続可能な未来へのビジョン
2030年に向けた環境ビジョンである『キッコーマングループ長期環境ビジョン』では、パリ協定で示された長期目標を重視し、2050年までのCO₂排出量ネットゼロを実現するための方策を展開しています。その一環として、2030年までに2018年度比でCO₂排出量を50%以上削減する目標を掲げ、SBT(Science Based Targets)イニシアチブに基づいて具体的な行動を進めています。
水資源への配慮
キッコーマンの商品には水が主要原材料として使用されています。そのため、水環境に対する配慮も重要な活動の一部です。製造拠点での水使用量や排水量を厳しく管理し、用水原単位の削減目標を設定しています。さらに、自社の排水基準を法定基準よりも厳しく設定し、排水処理を徹底しています。これにより、自然環境への影響を最小限に抑える努力を続けています。
社会課題への貢献
キッコーマンは、環境への取り組みを通じて社会課題の解決にも尽力しています。持続可能な開発目標(SDGs)達成に寄与することを目指し、環境情報を公開することや地域での環境保全活動にも積極的に参加しています。また、ステークホルダーとの連携を深め、共に挑戦する姿勢を持ち続けています。
おわりに
今回のCDPによる評価は、キッコーマンの長年の努力が実を結んだ結果であり、環境問題への焦点を当て続ける姿勢が高く評価されたことを示しています。今後も持続可能な未来に向けた取り組みを強化していくキッコーマンに卒業生らも注目していきましょう。