食育を通じて地域の絆を深める
2025年8月、ヤマキ株式会社は愛媛県伊予市と群馬県みなかみ町で地域の児童と保護者を対象とした「かつおぶしワークショップ」を行いました。このイベントは、地域とのつながりを強化しながら、かつお節とだし文化への理解をさらに深めることを目的としています。
ワークショップの概要
伊予市でのワークショップは今回で3回目。参加した55名の児童とその保護者は、かつお節の削り方や味噌湯の飲み比べを体験しました。群馬県のみなかみ町では、初めてのワークショップが行われ、36名の参加者が製造現場を見学し、かつお節とだしの意義を学びました。両会場とも、地域教育における食育の重要性を再確認できる貴重な機会となりました。
食育の背景
ヤマキは2012年より、一般社団法人日本文化教育推進機構との連携で、全国各地で食育活動を展開しています。これまでに600校以上、約47,000人に「かつお節の良さ」を伝えており、特に愛媛県ではワークショップを継続的に開催し、地域の食文化の振興に寄与してきました。
特に群馬県みなかみ町での取り組みは、地域教育委員会の後援を受け、初めての試みとして注目されました。こうした活動を通じて、ヤマキは地域とのつながりを深め、かつお節文化を後世に伝えていく使命を果たしています。
当日の様子
ワークショップ当日、参加者たちはかつお節の削り体験を通じて「うま味」と「だし」の魅力を直接体感することができました。削り体験では、力を合わせてかつお節を削る際、子どもたちからは「いい香りがする!」といった声も上がり、その楽しさを共有しました。
また、削りたてのかつお節を使った味噌湯の飲み比べ体験では、参加者から「かつお節を入れたらもっとおいしくなった!」と喜びの声が続出。普段目にすることのない製造現場を見学することで、ものづくりへの興味を持つきっかけにもなりました。これにより、子どもたちが食文化に触れ、学びを深める姿が見られました。
参加者の感想
参加者からは、以下のような感想が寄せられました:
- - 伊予会場:初めての削り体験を楽しんだ子どもたちから、「かつお節をもっと好きになった」との声が。実際に見て触れることでかつお節について深く学ぶことができたと満足する声も多く聞かれました。
- - みなかみ会場:工場見学が面白かったという意見が多く、削ったかつお節の香りが良かったと感動している子どもたちの様子も印象的でした。
ヤマキの食育の取り組み
2024年1月、ヤマキは新しい長期経営ビジョン「YAMAKI Vision 2035」を打ち出し、鰹節やだしを通じて「おいしさ」と「健康」、そして「食文化の継承」への貢献を目指しています。食文化の重要性を再認識する中で、特に「心の健康」に重きを置いた食育活動の拡充に努めています。地域密着型の活動を大切にしながら、次世代へと日本の豊かな食文化を受け継いでいくための努力を続けてまいります。
「ヤマキ かつお節プラス®」の展開
ヤマキでは、生活者へのかつお節の魅力を伝えるために「ヤマキ かつお節プラス®」を進めています。かつお節を生活に取り入れることで生活がより良くなるような提案を行っており、より豊かな食卓を実現するための情報を提供しています。
詳しい情報は、
ヤマキの公式サイトをチェックしてください。