キリンとセブン‐イレブンが手を組んだ新商品
キリンビール株式会社は、株式会社セブン‐イレブン・ジャパンと共に、「果実のフードロス削減」と「農家支援」を目指す新商品「キリン 氷結®mottainai キウイのたまご™」を発表しました。この商品は9月24日から全国のセブン‐イレブンやイトーヨーカドーなどで発売される予定です。
フードロスを減らす新たな試み
近年、果実農家は様々な問題に直面しています。気候変動や後継者不足など、厳しい現実が彼らを取り巻いています。この状況を受けて生まれたのが「氷結®mottainai」シリーズです。このシリーズでは、形や表面の傷が理由で廃棄予定の規格外の果実を使用し、美味しいチューハイとして生まれ変わらせています。これにより、廃棄されるはずだった果実が新たな価値を持つことになります。
2025年には、「モッタイナイ!を、おいしい!に。プロジェクト」を立ち上げ、様々な企業との連携を図りながら果実ロス削減に向けた取り組みを一層強化する予定です。これに伴い、セブン‐イレブンとのコラボレーションが実現しました。
キウイのたまご™の魅力
今回の商品「キリン 氷結®mottainai キウイのたまご™」は、香川県特産の「キウイのたまご™」を使用しています。このキウイは、一口サイズで、指で割って食べられるのが特徴。また、その甘さは和三盆のようで、ジューシーな果汁感と軽やかな炭酸が絶妙に組み合わさっています。企画側は、この商品を通じて約16万個分に相当する約5.7トンの「モッタイナイ果実」のフードロス削減を目指しています。
商品が販売されるたびに、1本につき1円が日本の果実農家支援にあてられるため、消費者が飲むことで直接的に農家の支援に貢献できる仕組みとなっています。
農家の声と新しい発見
「キウイのたまご™」の農家である島田満沖さんは、「食べれば美味しいのに捨てなければならなかった果実が、こうして新たな商品になることは本当に嬉しい」と感想を寄せています。廃棄されるはずだった果実が人々に美味しさを伝える機会が増えることは、農家にとっても非常に重要です。
また、セブン‐イレブンの担当者も「キリンとの協力が、果実の素晴らしさをお客様に伝える手助けになる」と期待を寄せています。
結び
「キリン 氷結®mottainai キウイのたまご™」は、ただのチューハイではありません。果実農家の苦しみや思いを背負った、美味しさと社会貢献が詰まった飲み物です。この新商品を手に取り、飲むことで、私たちも果実農家の支援に繋がるのです。ぜひ、あなたもこの特別な一杯を楽しんでみてください。