ティファニーとダニエル・アーシャムの新たなコラボレーション
ティファニーが新たなアーティスティックパートナーシップを発表しました。コンテンポラリーアーティストであるダニエル・アーシャムとの共同作品「Bronze Eroded Penny Vessel(侵食した硬貨のブロンズ製ケース)」とともに、その中に収められる特別な「ティファニー & アーシャム スタジオ ハードウェア ネックレス」の登場です。このコレクションは、ファインアートとファインジュエリーの境界を超えた新たな表現として注目を集めています。
限定39点の特別なシリーズ
新作はニューヨークのアーシャムスタジオで、職人の手によって一つ一つ丁寧に仕上げられた39点限定の特別シリーズ。ブロンズ製の小箱は、経年による風合いが美しく、そこにはティファニーのアイコン的存在である「ティファニー & アーシャム スタジオ ハードウェア ネックレス」が収められています。このネックレスには、18Kホワイトゴールドに約1,000石ものダイヤモンドが、さらに約500石のツァボライトも施されており、合計で6カラットを超えるダイヤモンドは、ティファニーのジュエリーを一新した大胆なデザインとなっています。
硬貨をアートに変える
このコラボレーションの魅力の一つは、日常的な存在である硬貨を新たな視点で捉え、ラグジュアリーかつ芸術性の象徴へと変貌させた点です。ティファニーが1885年に手掛けたアメリカ国章デザインと、アーシャムの代表作「Study of the Eroded Penny」を基にした「Bronze Eroded Penny Vessel」は、過去から未来までの時間を表現しており、緑青の風合いと磨き上げられたクリスタルのコントラストが美しさを引き立てています。
アイコニックなデザインの再解釈
この「ティファニー & アーシャム スタジオ ハードウェア ネックレス」は、1971年に登場したアイコニックなデザインを現代的に再構築したものです。ニューヨークの精神を体現したハードウェアコレクションは、自由なエネルギーを感じさせます。また、1974年にティファニーが初めて紹介したツァボライトの鮮やかなグリーンは、アーシャムスタジオのシグネチャーカラーでもあり、ブロンズ彫刻に施された美しい古色へのオマージュともなっています。
ダニエル・アーシャムの思い
アーシャムは、「私の作品は、歴史が生きて進化するという考えを探求しています。ティファニーもクラフトマンシップに対する深い敬意を持つブランド。今回のコラボレーションを通じて、私の『Future Relics(未来の遺物)』の概念を新たに進化させることができ、アイコニックなシンボルを全く新しいものへと変えることができました」と語ります。
特別なパッケージデザイン
この「Bronze Eroded Penny Vessel」は、アート作品を運ぶ木箱をイメージした特別なデザインのケースに収められています。また、ティファニーとアーシャムのブランド名が刻まれたホワイトグローブが同封されたブルーボックスも付属し、特別感をより引き立てています。ティファニーとダニエル・アーシャムが手掛けたこのユニークなコレクションは、アートとジュエリーの新たな境地を感じさせてくれる素晴らしい作品です。