「FEILER」と港区立お台場学園が共同で描く海の未来
ドイツの伝統工芸織物ブランド「FEILER(フェイラー)」が、港区立小中一貫教育校お台場学園との新たなコラボレーションを開始します。これは、小学生たちが「海の環境を守る大切さ」をテーマにした“ブルーシー”プロジェクトの一環として行われるものです。この取り組みを通じて、子どもたちの感性を育み、社会貢献に繋げたいという思いがあります。
プロジェクトの概要
昨年に続く2回目となるこのプロジェクトでは、お台場の近くに位置するお台場学園の6年生が、海に関連する学びを通じて得た知識と情熱を具現化します。具体的には、子どもたち自身がデザインしたハンカチを通じて、海を守る意義を広めます。
このハンカチは、2025年11月を予定しており、学校内での販売や、フェイラーの銀座本店および公式オンラインショップで取り扱われる予定です。詳細は今後発表されます。
小学生との共創によるデザイン
“ブルーシー”プロジェクトは2025年2月から始まりました。プロジェクトの中で、当時の5年生は海苔作りを体験し、その結果「美しい海を守りたい」という気持ちが芽生えます。この想いを元に、彼らはフェイラーとのコラボレーションを通じて、さらなる創作活動に取り組むことになりました。
ハンカチのデザイン
子どもたちが考えたデザイン案は、お台場のビーチや色とりどりの波、そして海の生き物たちとの共生をテーマにしています。8つのチームが発表したそれぞれの案から、フェイラージャパンのデザイナーが要素を組み合わせ、魅力的なデザインを完成させました。
学びの機会を提供
プロジェクトに参加することで、子どもたちはハンカチのデザインだけでなく、フェイラージャパンの社員から商品作りの仕組みやビジネス、マーケティングについても学ぶ機会を得ています。特別授業の後、彼らは自らのデザインについてプレゼンテーションを行い、提案したストーリーを発表します。
商品紹介
プロジェクトで生み出されたハンカチは『オダイバガクエンブルーシー』という名称です。カクレクマノミの「ルビー」と、ウミガメの「ココ」というキャラクターたちの想いを反映したストーリーが特徴です。
ハンカチは、デザインに温かみを持たせるためにホワイト、ターコイズブルー、ピンクの3色の縁取りが施され、オリジナルパッケージに入って販売されます。価格は各¥2,750(税込)で、サイズは約25×25cmです。
お台場学園とフェイラーの思い
お台場学園は、開校から約30年の歴史を持ち、豊かな自然環境を活かした学びを実施しています。特に海に関連する教育機会が豊富で、地引き網体験や海苔作りなどが行われています。このような取り組みを通じて、子どもたちの「海を守りたい」という想いが深まっています。
また、フェイラーは1948年に創業されたシュニール織のブランドで、高品質な商品を展開しています。ブランドのメッセージ「心はいつだって踊れる。」は、日常の中で人々に彩りを提供することを意味しています。
このコラボレーションを通じて、子どもたちの柔軟な発想が形となり、海の環境保護の大切さがより広く知れ渡ることを期待しています。